定年後に資金がショートして行き詰まる

定年後に資金が無くなり行き詰まるケースが少なくないようです。
ファイナンシャルプランナー(FP)の岩城みずほさんは言う。
「貯蓄を取り崩していって80代で尽きる人が多い」
年金を含めた収入額より支出額の方が多く、結果80代で生活ができなくなる。

Aさんは75歳男性
60歳定年時に退職金を含めて一定額の貯金があったが、友人との交際費は現役時代と同じ、夫婦で海外旅行に行ったりしていたら貯金がほとんど無くなった。
日経新聞2022年12月17日のマネーのまなびの記事を中心に書いていきます。

日経新聞では
将来のキャッシュフローを作ることで老後破綻を回避するツールになりますよ、という記事構成。

実際は面倒なので「行わない」と思います。
定年を迎えて、アルバイト等行うとしても「貯金がどれだけ目減りしていっているのか」この確認はできるはずです。

通帳の金額の目減り具合を確認する

会社を退職したら
「通帳の記帳」
「預金の目減り額」
これはしっかりと確認していきましょう。

若いうちなら、頑張ればお金を稼げます。
定年後は「年金」と「アルバイト(パート)」の収入が柱になります。
現役時代に貯めた(退職金含む)お金を、どれだけ減らさないようにするかが破綻しない方法になります。
2つしかありません。
・支出を減らす
・定年後も働いて稼ぐ
当たり前のこの2つだけです。

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定年後によくある支出

退職金をもらうと「リフォーム」「海外旅行」などに使う人が多いはずです。
家のリフォームは必要ですし、夫婦での旅行で思い出をつくることも大切です。
管理人の先輩はリフォームで退職金がほとんどなくなったとボヤいていました。
要はリフォームするなら「どこまでをリフォームするか」を考えておかないと、ズルズルとお金が減ってしまいます。

・リフォーム費用
・クルマの買換え
残すべき貯金額を考えながら慎重に支出したい。

定年後の人にとっては「年金」が命綱になります。

貯金がなくなってしまった75歳のAさん
「年金」以外の収入を増やそうにも働き口がありません。

定年後すぐに年金収入以下の生活費に抑えることができなければ、なだらかに費用を節約していくしかありません。
将来のキャッシュフローをつくることは大変で作れないかもしれませんが、貯金額の減り具合はわかるはずです。この減り具合だと何年後に破綻するかが見えてきます。

貯金がなくなれば入院もできません。
人生最後の段階が一番医療費がかかります。

お金を増やす行動+お金を減らさない行動
基本はこの2つです。

何十年と習慣づいた「金の使い方」は定年になったからといって急に変えられません。
老後破綻は他人ごとではありません。
貯金額が2000万円あった人でも老後破綻している現実を知って破綻しない行動を取ってください。
2つしかありません。
生活費を減らすこと
年金以外の収入をプラスにすることです。