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首都圏で駅から近いマンションを購入する
最近はマンション価格が高騰しています。
都心から離れた駅でバス便なら購入しない方がいいでしょう。
なぜなら資産価値が大きく下がるからです。
資産価値が下がらない物件を買う。
これが住宅購入の基本です。
建築後約10年経過した首都圏のマンションが新築時の分譲価格の何%で流通しているか?
徒歩別の数字です。
徒歩5分以内 135%
徒歩 6~10分以内 128%
徒歩11~15分以内 116%
徒歩16~20分以内 112%
徒歩21分以上 107%
バス便 102%
データは東京カンテイ調べ、2010年4月~2013年3月首都圏で新築分譲され2021年4月~2022年3月に中古流通した分譲マンションを対象。
駅から近いマンションは圧倒的に人気があることがわかります。
また、いくら首都圏のマンションとはいえ、徒歩15分を超えるマンションやバス便のマンションで新築の分譲価格を超えています。
バブル状態に近いといえます。
マンションはどこかで売却するつもりで購入
マンションはどこかで売却するつもりで購入しましょう。
だから
資産価値の下がらないマンションを買うべきです。
なぜ途中で売却するのか?
マンションは永久に住めるものではありません。
築50年、築60年経過すると「住みにくく」なります。
建物は年数が経てば、どんどん老朽化していきます。
外壁や屋根そして建物内部ではエレベーター、機械式駐車場などの共有設備の経年劣化は避けられません。
自分の部屋ではキッチンや浴室などのリフォームもしなければなりません。
25年に1度行うとして50年経てば2回は水回り関係のリフォームが必要です。
30歳で新築マンション購入
50年後は80歳です。
80歳は、まだほとんどの人が生きている年齢です。
人生100年としたら、あと20年間も住み続けないといけません。
マンションの建て替え問題
老後にマンションの建て替えが発生した場合
年金生活では資金を出せません。
よって実際にはマンションの建て替えは進んでいません。
5分の4以上の賛成が必要なため資金のない人は反対します。
ローンで苦労して購入したマンション
資産価値が大きく下がると次のステージに進めません。
次のステージに進むためのマンション選び
次のステージとは
資産を増やすことではありません。
高いマンションを買うことでもありません。
資産を減らさず老後に向けた行動が「次のステージ」です。
子供がいた頃の3LDKや4LDKから夫婦が住める程度のマンションへの住み替え又はマンション住まいから高齢者施設への転居。
収入や家族が変わるタイミングで住宅も変えていく必要があります。
住宅ローンと教育費は重荷
子供が大きくなれば教育費がかかります。
教育費+住宅ローンでは貯金はできません。
老後を考えると
購入したマンションの価値が下がってはいけないのです。
価値が下がると、老後の人生設計が大きく狂うことになります。
購入したマンションの売却額で次の手を考える必要があるからです。
まとめ
マンションを購入するなら資産価値が下がりにくいマンションを購入する。
人生の途中で住み替えることを前提にマンションを購入する。
(結果、住み替えなくてもいいなら、そのまま住み続ける)
資産価値が下がれば、老後の人生設計が立てられなくなる。