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橘玲さんの「バカと無知」の内容
「バカと無知」の書籍から引用します。
税務申告書から生活保護の申請まで、説明を読んで役所の書類を正しく記入するためには、偏差値60(MARCHや関関同立)程度の能力が必要となる。そうなると、自力で申請できるのはせいぜい5人に1人で、残りは(お金を払って)誰かに頼るか、あきらめるしかない。
この文章だと「MARCHや関関同立未満の人たちは税務申告書や生活保護の申請はできない」と解釈できます。
税務申告よりかなりレベルの下がる「会社の年末調整」
間違いなく書ける人は少ないかもしれません。
ちなみに、あなたは年収(給料・賞与)と所得の違いって説明できますか?
もともと税金関係は分からないものです。よって頭の良し悪しと関係ありません。
「バカと無知」のタイトルは問題がありそうなタイトルですけど、かつて「保育園落ちた、日本死ね」が流行語大賞になったことを考えると「問題ないタイトル」と言えそうです。
2022年度(多くの方が亡くなられた年、安倍さん、円楽さん、猪木さんなど多数)でも「保育園落ちた~死ね」は流行語大賞になったのでしょうか?
頭の良くない人は自分が頭が良くないと認識していない。
これは(上記のことは)橘玲さんの本でも書いてあります。
私(当ブログ管理人)も日頃、会社で感じていたことを橘玲さんが書いてくれました。
サラリーマンを長いことやっていると下記のことに誰でも気づきます。
・頭の良くない人は、自分が頭が良くないと認識していない。
・性格が悪い人間は、自分が性格が悪いと思っていない。
この橘玲さんの「バカと無知」で絶対に知っておくべき内容があります。
それは頭の悪い人間の意見に引きずられ間違った方向に行ってしまうことです。
頭の悪い人の意見に引きずられてしまう
橘玲さんの本の言葉を借りると
「能力に大きなちがいがある2人が話し合うと、賢い者がバカに引きずられ、間違った選択をしてしまうのだ」
会議で、誤った方向へ持っていく人間がいます。
その時は、多少の軋轢(あつれい)があっても正しい方向へ話を持っていきましょう。
誤った方向へ持っていく人間は
なぜか素直に人の話を聞かない人間が多いと感じています。
もちろん、本人は「間違った発言」をしていると思っていません。
あなたがリーダークラスなら「正しい方向」に導く責任があります。
会社が求める人材像
偏差値60((MARCHや関関同立)は置いときます。
会社員になると契約書の内容を理解できる力がないと困ります。
会社に損害を与えるかもしれません。
対外的にも「内容を理解する力」がない人間では会社の信用を落とします。
能力について言えば
高校卒の人でも大学卒以上の能力が高い人がいます。
経理畑の人でしたが総務や管理面でも優秀でした。
有名な大手銀行の役員でも高校卒の人はいます。
今は、ほぼ大卒採用なので、これからは出てこないでしょうが
就職活動で会社側は、その人物の本当の能力までは把握できません。
人事としては「偏差値が高い人間」を採用すれば、入社後「能力が高くない人材」でも言い訳ができます。
つまり就職に関しては高い偏差値の学生は有利です。
書籍の衝撃的な内容で締め
橘玲さんの「バカと無知」で衝撃的な内容が掲載されています。
・日本人のおよそ3分の1は日本語が読めない
・日本人の3分の1以上が小学校3~4年生以下の数的思考力しかない
・パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は1割しかいない
これほど学力が低下していると思いませんが、データを使って説明しています。
この本の読者は、自分は「バカ」側の人間ではないと思って読んでいるはずです。
「やっぱりバカは、ダメだな~」と
だから、読んで面白い本と言えます。
言い換えると
バカな人は自分でバカと思っていない。
自分のことを書いている本ではない。
よって面白い。
ベストセラーになっているのも納得できる本です。