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【大学生の就職活動の1歩】志望動機に力を入れて面接に臨む
入社面接で「志望動機」を聞かれ、会社が採用したいと思う「志望動機」がきちんと言えるでしょうか?
日本経済新聞23年5月16日夕刊の「就活のリアル]
上田晶美氏(ハナマルキャリア総合研究所代表)の記事を紹介します。
地方テレビ局の就活の面接での話です。
参考になります。
地方のテレビ局の営業部の管理職A氏
人事部から依頼されて面接をして、学生の半分を2次面接に通す役割。
つまり学生の半分を落とし、残り半分を次の2次面接に通す面接官役。
面接官はA氏ともう1人の2名体制で面接を行った。
学生の合否を決めた質問
2次面接を通す学生と落とす学生の判断では、2人の意見はピタット一致した。
優秀な学生が応募する中、決め手になった質問が
「当社で取組みたい仕事は何か」
つまり「志望動機」がしっかりとしているかどうか。
ある学生は
「政治部で外交問題に取り組みたい」と答えた。
この学生は、落とされた。
地方のテレビ局なので、政治部なら、外交問題ではなく自治体の取り組みや地方の政治課題がメインとなる。
・会社に本気で入社したいと思っているのか疑問
・すべり止めで面接していると思われた
・当社に入社する意思は薄いと判断された
「入社意思が薄い」学生を2次面接にいかせるようなことはできない。
どんなに優秀な学生でも落とされます。
学生が知っておきたいこと
会社が採用で重視する項目
第1位:人柄(94.5%)
第2位:自社への熱意(80.7%)
第3位:今後の可能性(68.7%)
「自社への入社したい熱意」がない学生は採用されません。
企業研究をしっかりして、会社が採用したいと思う「志望動機」がきちんと言えるようにしておきたい。
会社の仕事内容や会社が目指している方向を理解していないと面接でボロがでます。
まとめ
上田晶美氏(ハナマルキャリア総合研究所代表)は、このように書いています。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、うまくまとめている学生は多いが、志望動機まで準備できている学生は少ない。
ガクチカや自己PRは、どこの業界や企業に行っても同じだが、志望動機は1社1社違う。
よって企業研究が必要。
「当社で取組みたい仕事は何か」
「当社の問題点は何だと思いますか?」
企業のことを研究し、その会社の人間になったつもりで答えれらるようにしておく。