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【東京地検だのみの解決】ジャニーズ会見を見た古市憲寿の怒りの相手
古市憲寿さんが怒っています。
東京新聞の望月衣塑子記者に怒っています。
ジャニーズ事務所の1回目の会見での東山紀之さんへの質問
「ジャニー喜多川氏から加害を受けたという記憶があるのかないのか」
男女を逆転してイメージしてもらえればいいと思う。日本中が注目する記者会見で、48歳の男性記者が、女性タレントに対して、かつて性被害に遭っていたかどうかを執拗に問い詰める。「私、あなたのファンだったんです。あなたもレイプされたんですか」と聞くようなものだ。すでに本人が否定しているにもかかわらず、である。
週刊新潮23年9月28日号から抜粋
東京新聞に対しても批判しています。
「東京新聞」は人権を重んじる媒体だったはずだ。大義のために個人の人権を侵害していいというなら、それは戦時のメディアと変わりがない。
週刊新潮23年9月28日号から抜粋
ひとつ気になったのは、望月衣塑子記者の質問です。会見出席者に対して、自身も性被害にあっていたかどうかを(すでに本人が会見前半で触れているのに)、執拗に聞き出そうとする。事実上のアウティングを強要していて、セカンドレイプにもつながりかねないと危惧しました。
— 古市憲寿 (@poe1985) September 7, 2023
2回目のジャニーズ事務所の会見でのNGリスト問題
NGリストを作成したコンサルタント会社が読売新聞へ回答しています。
担当者によると、会見前の協議の中で、長時間にわたり自説を述べたり、セカンドレイプ(二次被害)と受け止められかねない質問をしたりする記者がいることへの懸念を同事務所と共有。その上で、「人権に配慮した進行をすべきだという方針を確認した」と釈明した。 読売新聞23年10月6日の記事から抜粋
NGリストを作成した理由を、セカンドレイプに近い発言への懸念からNGリストを作成したと回答しています。名前は伏せられていますが望月記者のことでしょう。
望月記者については、過去に産経新聞の取材を拒否したとの情報も出てきました。
産経新聞のネット記事
本紙の取材を拒否 東京新聞・望月衣塑子記者の講演 新潟県平和運動センター「話したいこと話せない」と説明 2017/9/25 22:02本紙記者は会場で同センター側から取材と写真撮影の許可を得たものの、学習会の開始直前になって同センターの有田純也事務局長が「望月記者が話したいことを話せないので、産経だけは駄目だ」などと取材を拒否し、本紙記者は抗議したものの会場から退去させられた。
産経新聞の記事から抜粋
ジャニーズ事務所のみ会見
ジャニーズ事務所は、2回会見をしましたが、マスコミで会見した会社はありません。
国連が問題にしたのが2点です。
ジャニーズ事務所とマスコミです。
マスコミが加担していた疑惑を指摘しています。
ジャニーズ性加害「メディアはもみ消しに加担」 国連部会が会見
毎日新聞の記事タイトル
日本は先進国だと思っていたら、ジャニー喜多川氏の性加害にマスコミが加担していると国連から指摘。
日本人全員が恥をかきました。
ジャニーズ事務所だけを叩いている場合ではないでしょう。
自分たちは1回も記者会見をしていないのに、ジャニーズ事務所だけ3回目の記者会見を求めるのも不思議な話です。
3回目の会見を行うとしたら、出席できるのはBBCと週刊文春の記者
そして、干されてしまった芸能記者たちでしょう。
スポニチのネット記事から引用
大谷氏は「(会見は)ずっと見てました」とした上で「我々メディアもあそこまで責め立てる権利があるのかと。私自身、ワイドショーやっている時に、ジャニーズに批判的な芸能レポーターがどんどん干されていくのを横で見ていた。それを黙っていたわけですから、我々側にも何かもっと手だてがあったんじゃないか、という思いが非常に強くある」と自身の経験に重ねて見解を示した。ジャーナリストの大谷昭宏氏(78)が3日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。故ジャニー喜多川元社長による性加害を受け、ジャニーズ事務所が開いた2度目の会見についてコメントした。
テレビ局はジャニーズ事務所の圧力?で、批判的な芸能レポーターをテレビ局から追放してきたわけです。
芸能レポーターを干したテレビ局職員に「なぜ、芸能レポーターを干したのか」を説明させることもありません。
干された芸能レポーターたちは、ジャニーズ事務所とテレビ局の被害者です。
しかも、干された芸能レポーターをテレビ番組で語らせる報道も見ません。
時代のけじめ
東京地検が国策捜査を行わないと「時代のけじめ」がつけられません。
2019年7月に公正取引委員会がジャニーズ事務所に注意処分を行っています。
退所したSMAPの元メンバー3人の番組起用を妨げる行動をした場合は独占禁止法違反になる恐れがあるとの見解を示しています。
週刊新潮の記事では
草彅剛さんの関西テレビ(フジテレビ系)のドラマ「罠の戦争」出演で、ジャニーズ事務所から圧力がかかったと報じています。
【速報】
関テレが現在も続けているジャニーズへの異常な忖度の実態! 「草なぎ剛ドラマ」で激怒したジャニーズ事務所に「ドラマ枠を4クール差し出した」https://t.co/eGVD65sc0w取材を進めると「関西テレビの“忖度チーム”がドラマ枠を差し出した」という驚きの証言が…。#デイリー新潮
— デイリー新潮 (@dailyshincho) September 13, 2023
事情を知る芸能関係者(前出)はこう話す。
「『罠の戦争』のプロデューサーが“ジャニーズからいろいろ言われてもめて大変だ”と言っていたのは間違いない。関テレが火曜11時台の枠を差し出したのも事実で、関テレ内部からは“ものを作る誇りを失っている”と嘆く声も聞こえてきます」
週刊新潮 2023年9月21日号から抜粋
週刊文春(23年10月19日号)の記事タイトル
「稲垣、草彅、香取は出すな」SMAP排除男が新役員に
テレビ局は、ジャニー喜多川氏を批判した芸能リポーターをテレビ局から排除したこと(ジャニー喜多川氏の性犯罪のもみ消し)に言及していません。
そして、稲垣氏、草彅氏、香取氏の出演に圧力が掛かったことも報道しません(新潮と文春の記事報道が正しい前提です)
日本のマスコミでは国連の指摘に答えることができないのが現状です。
東京地検だのみの解決
独占禁止法違反を突破口にして、芸能事務所(ジャニーズ事務所)とテレビ局との「古い体質」を東京地検が断罪するしかなさそうです。
評論家の佐藤優氏が起訴された時の担当検事が西村尚芳(にしむら ひさよし)氏
西村検事(当時)が佐藤優氏を取り調べている時に、このように言いました。
「これは国策捜査なんだから、あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男をつなげる事件をつくるため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです。時代を転換するために、何か象徴的な事件を作り出して断罪するのです」
佐藤氏「見事、僕はそれに当たってしまったわけだ」
西村氏「そういうこと。運が悪かったとしかいえない」
今回のジャニー喜多川氏の性加害問題は、検察が象徴的な事件を作り出す必要はありません。
公正取引委員会が注意した後も、圧力をかけ続けたジャニーズ事務所。
公正取引委員会が舐められたわけです。
独占禁止法違反でいけます。
ジャニーズ事務所担当だったテレビ局職員の方は「所得税法違反」
ジャニーズ事務所からプラチナチケット等をもらっていたはず。所得とみなすことができます。
公務員ではないので贈収賄(ぞうしゅうわい)は無理なので、何かしらの罪をつくる。
佐藤優氏が外務省内で決済を受けていたにもかかわらず背任、偽計業務妨害で起訴されたような(何かしらの罪で逮捕される)感じです。
まとめ
ジャニーズ会見を見た古市憲寿の怒りの相手は東京新聞の望月衣塑子記者でした。
新聞などのマスコミはジャニーズ事務所を叩くだけで、マスコミが加担していたという国連からの指摘に対して、何も答えを出していません。
国連から批判されても、芸能事務所とマスコミの関係は改善されていません。
今回の騒動こそ『時代のけじめ』が必要です。
マスコミが『時代のけじめ』をつけることができなかった以上、検察の力が必要です。
ジャニーズ事務所と深い関係にあったマスコミへのメスは「国策捜査」で行われなければならないでしょう。
でないと、日本国民は2流国民のままです。
鈴木宗男氏を逮捕するために佐藤優氏を逮捕
西村検事の取り調べ内容が詳細に書かれています。
2023年10月発売の週刊新潮では、佐藤優氏のコーナーで西村氏がゲストで登場しています。
「国家の罠」を読んだことのある人にとって、面白い内容でした。
岸田内閣の支持率が低下しています。
物価高や政策への不満などより「大きな課題」があります。
日本国として、国連の指摘に答えることができるかどうかです。
ジャニーズ性加害「メディアはもみ消しに加担」国連部会が会見
(毎日新聞の記事タイトル)
健全な民主主義の国を示すことが、岸田内閣の責務です。
古市憲寿さんの写真はORICON NEWSから
女性議員が活躍しなければいけないのは、エッフェル塔前だけではありません。