【星野博美さん合宿で免許】自動車と馬に乗れるようになる自動車学校
長崎県福江島にある自動車学校
ごとう自動車学校
自動車学校は自動車に乗れるようになるための学校です。
違う乗り物にも乗れるようになります。
ノンフィクション作家・写真家の星野博美(ほしのひろみ)さんの実体験
40歳を過ぎて、突然に自動車免許を取りたくなった。
そこには、5頭の馬がいた。
「ごとう」という名前にひっかけ、馬が5頭(ごとう)
40歳過ぎての学校。
若い子たちが、次々と自動車学校を卒業していく。
星野さんだけ取り残されていく。
意気消沈する星野さんを気遣い、好きなだけ馬に乗せてくれた。
今は、月に1回ほどしかクルマに乗らないのに、その5倍ぐらい馬に乗っている。
クルマに乗るのは簡単だが、馬に乗るのは難しい。
クルマは注意すれば安全に乗ることができるのに対し、馬は意思を持っている生き物である。
群れで生きてきた馬は、ひときわ臆病な乗り物だ。
グーグルマップから
記事内容は2023年9月10日の日本経済新聞の文化面からです。
続けていきます。
友達に誘われてモンゴルに行き、馬に乗った。インストラクターに見守られての乗馬と違い、起伏のとんだ大地を行く。
馬のスピードに恐怖を覚えながら、山を越え、また次の山を越えて、眼下に小さな村を発見した時は、モンゴル帝国の騎馬隊になった気持ちだ。
4日目に小川で落馬し、慌(あわ)てた馬に右腕を踏まれてしまった。
痛さで、涙が出た。
帰国直後に骨折しているのが判明した。
馬やモンゴルを恨む気持ちはサラサラない。
今はリハビリに励み、次の乗馬に備えている。
星野博美さんは、ごとう自動車学校に行かなければ、馬に出会わず、ハマらなかったでしょう。
自動車学校をなかなか卒業できなかったお蔭で、馬にたくさん乗れることができ、乗馬が趣味になりました。
そしてモンゴルで骨折。
まだまだ、話は続くはずです。
なぜなら
「人間万事塞翁が馬」を再現しています。