【岸田首相長男翔太郎トラップ】無能でバカ息子なのだろうか?

【岸田首相長男翔太郎トラップ】無能でバカ息子なのだろうか?

ネットで岸田翔太郎氏を調べると
岸田翔太郎無能
岸田翔太郎バカ息子など出てきます。

首相秘書官については小泉純一郎元首相の飯島勲氏と比較されます。
飯島勲氏は首相秘書官として優秀だった。
それに比べて岸田翔太郎は何もしていない。
という流れです。

じゃあ
飯島勲氏の見解をみてみましょう。


写真はNHK「政治マガジン」から

飯島勲氏の見解の前に歌手の美川憲一さんのコメントをみます。

開演前の取材では昨年末に首相公邸で親族と忘年会を行い撮影した写真が週刊誌で報じられ、1日付で政務秘書官を辞任した岸田文雄首相(65)の長男、翔太郎氏(32)について「あれはダメよ。お父さんの足を引っ張って。とても大切な場所で自分の家じゃないですから!」とバッサリ。「頭のいい方なのに、何でそんなことも分からなかったんだろう…」と首をかしげ、岸田首相について「広島サミットでいいイメージになったのに、息子のことで本当に気の毒だなと思う」とおもんばかった。

美川憲一さんのコメント サンケイスポーツの記事から

飯島勲氏曰く
首相と内閣の仕事場である「官邸」と
首相が日常生活を送っている「公邸」は違う。
プライベートなスペースに親族や知人を招いてはいけないという規則はない。

公的なスペースでも総理大臣の仕事や内閣の行事の使われていない時間帯であれば、訪問客の立ち入れは自由である。

「公邸」での私的な宴会は珍しいことではない。
歴代首相も忘年会を開催していた。

飯島勲氏のコメントから
美川憲一さんのコメントは勘違いだということがわかります。

美川さんは「官邸」と「公邸」を混同している。
そして「首相公邸」に岸田首相と長男翔太郎氏が住んでいることを知らなかった。
テレビ報道を見ると美川憲一さんのように思ってしまうのが当たり前です。

飯島勲氏の話したような情報は、マスコミなら当然知っているはずです。
しかし、きちんと報道しないので、私たちは「翔太郎氏は無能でバカ息子」だと思いこまされてしまいました。

マスコミに仕掛けられたトラップに美川憲一さんや私たちは、まんまとひっかかりました。

コメンテーターは誰だ?

飯島勲氏の話を続けます。

前から「公邸」での宴会には、気に入られた報道関係者も参加していた。

参加したことを自慢げに話していた一人が、コメンテーターとしてワイドショウに出演。
今回の翔太郎氏の(首相秘書官)辞任について「公邸の私的な宴会は~」などと批判していたのには非常に驚いたそうです。

飯島勲氏の言葉
「二枚舌とは、まさにこのことだ」
二枚舌のコメンテーターは誰なんでしょう?

飯島勲氏の話から
公邸では、歴代首相も忘年会をしていたことはわかりました。
問題は「赤いじゅうたんの階段での撮影」です。
これについても飯島勲氏は述べています。

赤いじゅうたん階段での撮影会

飯島勲氏曰く
首相官邸は一般の見学者は受け付けていない。

現在の公邸が官邸だった時代も同様だったが、首相が不在の時間など業務に影響がない場合は、国会議員秘書が官邸の警備担当の警務官に案内を依頼することができた。

実際に飯島勲氏も案内したことがあった。
地元の市議とその関係者

ほぼ全員があの階段で「記念撮影」したものだ。
さすがに、寝転ぶ人はいなかったが、組閣の記念撮影を真似て立つ人は多かった。

よって、翔太郎氏や忘年会参加者たちが悪いことをしたとは思えないと飯島勲氏は述べています。

ここで整理しましょう。
問題になった「公邸」は以前は「官邸」として使われていた。
官邸として使われている時ですら、地元の市議(市会議員)とその関係者が「記念撮影」をしていたし「組閣の記念撮影を真似て」写真を撮っていた。

首相が住んでいる「公邸」ではなく、政治の場である「官邸」で「記念撮影」を撮っていたと飯島勲氏はコメントしています。

岸田翔太郎氏たちの問題写真は「官邸」ではなく「公邸」での写真です。
しかも「公邸」での写真で岸田翔太郎氏の悪ふざけ写真はありません。
大臣ごっこ写真も撮っていません。


文春オンラインの写真


この男性は、岸田翔太郎氏ではなく、従弟の写真です。 文春オンラインの写真

マスコミの怖さは、私たちが知らないことをいいことに、一部の情報しか流してこないことです。
私たちは美川憲一さんや笑福亭鶴瓶さんのように岸田翔太郎は無能でバカ息子だと信じ込まされました。

マスコミの「トラップ」にすべての人が引っかかりました。
私たちは「官邸」と「公邸」の違いもよくわからないのに、それ以上のことがわかるはずがありません。

「岸田首相の息子は無知でバカ」と思っている私たちに対して、マスコミは「無知でバカな人間」を騙すのは簡単なことだと思っているのかもしれません。

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笑福亭鶴瓶さんも「トラップ」に引っ掛かりました。

笑福亭鶴瓶さん、それ誤解です。

官邸にいなくて当たり前

ネットで翔太郎氏の批判が多かったのが「官邸にほとんどいない」

それに対しても飯島勲氏は言っています。
「彼(翔太郎氏)は政務秘書官である。デスクワークが中心の各省庁出身の事務秘書官と違って、国会や与党との調整などで外を歩くのが仕事」

「むしろ1月から6月は国会の会期中であり、むしろ官邸で自席にいるほうが仕事をしていないことになる」

飯島勲氏はこんなことも暴露しています。
テレビの報道番組から「首相秘書官経験者としての(翔太郎氏の公邸での忘年会と記念撮影の)意見がほしい」

飯島氏は答えたそうです。
「全く問題はない。見学可能で記念撮影もできます。案内しましょうか」

飯島勲氏の話は、オンエアされることはなかった。

飯島氏曰く
「はじめから批判ありきの番組づくりというのは、いかがなものか」

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朝日新聞は福田越夫、福田康夫、福田達夫2代続いた首相秘書官について書いています。
仕事内容は首相の日程調整や党務や選挙の代理など任されるのが通例とも書いています。

【岸田首相長男岸田翔太郎】令和最大の冤罪事件、翔太郎事件とは?

今回の岸田翔太郎氏事件で冷静なコメントをしていたのが古市憲寿さん、橋下徹さんと立憲民主党の泉健太さんでした。(調べた範囲では)

「首相官邸には公的なスペースと私的なスペースがある。後者は住居なので、そこに誰を呼ぼうが写真を撮ろうが、いちいち政治が言う話ではない。ただ、写真が表に出てしまっていることと、その時に国民がどう思うかという想像力、リスク管理が足りなかった」と指摘。

泉健太代表のコメントです。

(注)首相官邸ではなく首相公邸の間違いでしょう。記事にした人(ライターさん)も私たち同様わかっていないのです。

一般人とは違い政治家や政治家の後援会、マスコミ関係の人たちは「記念撮影」や「飲み会」が行われていた事実はあっても、「官邸」も「公邸」も一般の人は「記念撮影」できないのだから岸田ファミリーの「悪ふざけ写真」は許されないという人もいるでしょう。

今回の岸田翔太郎氏の報道は、知っているのに教えてくれないマスコミや野党政治家(泉健太氏は除く)の不親切な対応がわかりました。

しかし、二枚舌のコメンテーターの名前はわかりませんでした。

記事内容はPRESIDENT 2023.7.14号を参考
飯島勲氏の話は全て、PRESIDENTからのものです。
岸田翔太郎氏の写真は読売新聞オンラインから

下記は、PRESIDENTの記事の写真です。