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【岸田首相長男岸田翔太郎】金子恵美さん、それ誤解ですby寅次郎
寅さん(寅次郎さん)が生きていたらこう言うでしょう。
「お姉ちゃん!それを言っちゃあ おしまいよ」
お姉ちゃんとは、金子恵美さんのことです。
翔太郎氏のロンドンでの観光に関する発言
YAHOOニュースから
『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)。その23年2月25日放送回の収録がおこなわれ、タレントの金子恵美がゲストで登場。岸田首相の長男で、政務秘書官の翔太郎氏について言及した。
元衆議院議員で、政界の事情をよく知る金子は、「総理は公務と言ってるけど、苦しい言い訳ですね」とチクリ。
翔太郎氏が首相の欧米5カ所訪問に同行した際、ロンドンやパリ市内を公用車を使って観光していたことが発覚し、批判が殺到。
首相は息子をかばい、「総理大臣のおみやげを購入することは、政務秘書官の本来業務に含まれ得る」と擁護。
SNSの投稿では「#岸田辞めろ」「#世襲議員は絶滅させよう」が入り乱れる事態となった。
同記事から
公用車で観光したと批判されていますが、「観光に入らない観光」です。
つまり 批判に当たらないものです。
国税調査(税務調査)ではよくある話
営業マンがヨーロッパに出張に行った。
会社は「旅費交通費」で費用扱い。
国税の調査(税務調査)が入る。
営業マンのスケジュール表を見ます。
そこに観光の時間があれば、その時間は経費と認めれらません。
その分、法人税の対象となります。(損金不算入で法人所得に加算)
翔太郎氏の行動ぐらいでは、国税(税務署)は追徴しません。
岸田首相の土産を買いに行く途中、SNSでアップするために、少しだけ回り道して写真を撮った程度で、国税は「アウト」にしません。
週刊新潮の記事内容
「ビックベンやバッキンガム宮殿を訪れ、ハロッズ(百貨店)にも寄っています」
地図でみると「近すぎ」
犬の散歩にもならないような距離です。
岸田翔太郎氏は首相の買い物のため、ハロッズ(百貨店)へ行った。
途中、SNSで写真をアップするために、ビックベンやバッキンガム宮殿で写真を撮った」
ロンドンの地図がわからない人が「ビックベンやバッキンガム宮殿を訪れ、ハロッズ(百貨店)に行った」と聞けば、観光のために相当寄り道したのだと誤解します。
マスコミは分かっていて「冤罪事件」にしている感があります。
なぜ金子恵美さんは寅さんに言われたのか
なぜフーテンの寅さんが、金子恵美さんに向かって「お姉ちゃん!それを言っちゃあ おしまいよ」と言ったのでしょうか?
実は金子恵美さんは岸田翔太郎氏と同じ目(冤罪事件)に遭っているのです。
週刊誌の報道
タイトルは「金子恵美」代議士に公用車の私的使用疑惑 また【魔の2回生】
当時住んでいた議員宿舎から公用車を使って子供を保育所へ送迎したというものです。
金子さん曰く「総務省の運用ルールに従っている」
実は議員会館内の保育所に送迎していた。
つまり「公務を行う場所と保育園が同じ場所にあり、子供の送迎は何ら問題ない」
仮に、これも国税(税務署)が税務調査したとしても「問題なし」です。
「総理は(翔太郎氏の観光指摘に対して)公務と言ってるけど、苦しい言い訳ですね」と金子恵美さんは言っていましたが、金子さん同様に翔太郎氏の行動も問題ないのです。
余談
勤めていた会社の社長は「ハイヤー」を使っていました。
国税局が税務調査に来て、指摘した。
「土曜日曜もハイヤーを使用しているけど、私用で使っているだろう。この分は、社長の所得とする(所得税を取る)」
鬼のように怖い社長です。
所得税が取られたら大変です。
(社長の手取りが減る)
経理担当者が怒られます。
国税局上がりの税理士が国税と話し合い、土日曜分のハイヤー使用料金は損金不算入(法人税が取られる)とした。
国税局の担当者も税金が取れればいい話なので、これで決着。
上記は余談。
明らかに費用計上(損金扱い)できないものは「アウト」ですが、翔太郎氏の行動も金子恵美さんの行動も「常識で判断」すれば、公私混同ではなく、税金の無駄遣いをしていたわけではありません。
野党議員の行動
野党の大物議員が岸田翔太郎氏の公用車での観光に関して「税金の無駄遣い」と指摘。
国会議員一人当たり100万円支給されていた「文書交通費」
批判が多く、今は「調査研究広報滞在費」と名前が変わり存続しています。
調査研究広報滞在費とは
国会議員一人当たり月100万円、年間1200万円もの税金が、その使途も公開されないまま使われています。
これが「調査研究広報滞在費」です。 政治資金の流れを透明化し、国民の皆様への説明責任を果たすためにも、日本維新の会はこの「調査研究広報滞在費」を公開致します。
日本維新の会のHPから
領収書もなく100万円もらえる。
この100万円は課税されない。
これが「悪質」という感覚を持ってもらいたい。これが一般常識です。
岸田翔太郎氏の観光に関して「税金の無駄遣い」と指摘している議員は日本維新ではありません。
ネットで調べても100万円の内容を公開していない。
何に使用したかを開示しない。
領収書も添付しないで年間1200万円もらっている。
国民をバカにしたような「調査研究広報滞在費」を国会議員は平気でもらっている。
(日本維新は公開している)
国税局が会社に税務調査に入った。
領収書もなく、何に使ったかもわからないのに、従業員一人に100万円支給していたことが発覚。
国税局の担当者は「怒りまくる」はずです。
会社としてダメです。
国税(税務署)を例にして説明
ある会社に国税が税務調査に来たと仮定します。
岸田社長の欧州出張に、秘書課の翔太郎係長が同行した。
ロンドンでは、岸田社長の「おみやげ」購入のため、ハロッズ(百貨店)へ行った。
途中、会社の社内報用の写真を撮るため、ビックベンやバッキンガム宮殿で写真を撮った。
この行動が3時間未満なら、国税はスルーするでしょう。
3時間超えたら、旅費交通費として経費を認めない可能性が高くなります。
半日だったら、比例計算(按分計算)して加算させられるでしょう(税金を取られる)
岸田社長の反対派のA専務
翔太郎係長の行動を「会社の経費の無駄」だと糾弾している。
ところが、毎月100万円の伝票を経理に出してくる。
領収書なし。
明細なし。
A専務派の経理部長は、A専務の伝票どおり100万円を支出していた。
そして国税の税務調査で見つかった。
悪質な行為と見なされます。
厳しく糾弾されます。
次元が違いすぎる行動です。
マスコミ報道は「観光した」と騒いでいますが、野党大物議員含め支給されている「調査研究広報滞在費」に対して、ほぼスルーなのは、バランス感覚がオカシイです。
40キロ制限の道路があります。
岸田翔太郎氏の運転したクルマは42キロのスピードを出した。
「交通ルールを何だと思っているんだ」とマスコミと野党大物議員が騒いでいる。
実は、野党議員の方は100キロオーバーの140キロのスピードを出し煽り運転までやっている。
が、マスコミは騒がない。
税務的に見て、そのぐらい差がある内容です。
「調査研究広報滞在費」
領収書の提出が面倒なら所得税の対象にしないと、一般人と扱いが違いすぎます。
よく「税金の無駄遣い」と翔太郎氏を糾弾できるところが大物政治家なのでしょう。
まとめ
岸田翔太郎氏の観光三昧事件は、かつて金子恵美さんが週刊誌で報道された「公用車の私的利用」報道と似ています。(金子さんの方が問題ないが)
つらい経験をした金子恵美さんは「総理は公務と言ってるけど、苦しい言い訳ですね」と違った見解ができたはずです。
クルマの事件だけに
「男はつらいよ」の車寅次郎(クルマトラジロウ)さんは金子さんに「お姉ちゃん!それを言っちゃあ おしまいよ」と言った。
税金を取ろうとして税務調査の来ている国税局の人でも問題にしないような内容を、何度も繰り返し「税金を使って観光した」と報道しているのも考えものです。
せめてロンドンの地図ぐらいは出して内容を解説し、報道する。
それでもダメだと言う人もいるでしょう。
ほとんどのマスコミ報道で「岸田翔太郎氏=税金で観光三昧した人物」となりました。
言えることは
総理大臣の子供に生まれなくて良かった。