【小泉純一郎物語】エリザベス女王の前で小泉首相のジョークが炸裂

【小泉純一郎物語】エリザベス女王の前で小泉首相のジョークが炸裂

イギリスのブレア首相の回顧録で紹介された小泉純一郎首相のエピソードを紹介します。
エリザベス女王の前で平気でブラックジョークを言った小泉首相の話です。

2005年7月6日~8日に英国でグレンイーグズサミットが行われました。

サミットの数日前(7月3日)フランスのシラク大統領はロシアを訪問。
プーチン大統領とドイツのシュレッダー首相との会談で、イギリスのことをこのように言った。
「あんなに料理がまずい国の人間は信用ができない。あの国(イギリス)はフィンランドの次に食事がまずい」

英国のグレンイーグズサミットの公式晩餐会。
エリザベス女王も出席。

コース料理が運ばれてくる。
小泉首相が言った。
「ヘイ、ジャック(シラク大統領)英国料理はうまいだろう」

コース料理が運ばれてくるたびに、
「英国料理は、うまいなあ」と大声で連発。

テーブルは笑いに包まれた。

異様な盛り上がりに不思議に思ったエリザベス女王が説明を求めたため、シラク大統領は面目を失った。

シラク大統領の発言内容

当時、イギリスとフランスは農業の補助金やフランスのイラク戦争不関与で冷え切っていた関係にあった。(BBC NEWS Japan)

シラク大統領の発言は、マイクがオフになっていると勘違いしての発言。
公に放送されることはなかったものの、シラク大統領の広報チームは一度もこの発言を否定していなかった。
「イギリスが欧州の農業にもたらしたものといえば、狂牛病だけだ」とも言った。(BBCより)

「シラク氏は仕舞いには傍にいる護衛官の銃をつかんで小泉氏を射殺しかねない」様子だった。(ブレア首相の回顧録)
飯島勲(小泉首相の首席秘書官)氏は、「それでも小泉総理は、シラク大統領と親しかったから、しこりは残らなかった」
シラク氏に射殺されなくでよかったです。

「小泉総理がクラッシックからポップスまで幅広い音楽に造詣が深く、映画等にも詳しく話題が豊富で、首脳たちの間で人気があったというのも大きい」(同氏)

小泉純一郎首相

小泉純一郎首相のように英国の首相の回顧録に書かれるような首相は、かつていなかったのではないか。
小泉さんや安倍さんのように世界で認められるような首相は、日本国内のマスコミでは評価されない傾向にあります。

やっぱり、同盟できる国(同盟に値する国)でないと相手にしてもらえない現実がありそうです。

首脳たちの間で、夫婦の寝室のベットの配置について、話題になったことがあった。
小泉さんが「日本には、布団という便利なものがある。(妻と)ケンカしている時は、ベットと違い離しておける」
すかさず、アメリカのブッシュ大統領からツッコミが入った。

「コイズミは独身だろう!」

エリザベス女王の前でも平気でブラックジョークが言える小泉純一郎氏
「徹子の部屋」の最終回で2時間ぐらいコイズミ節を聞いてみたい。

写真は読売新聞オンラインから
飯島勲氏の書籍「秘密ノート」を参照