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課長(管理職)になりたくないサラリーマンが増加しています
私の勤めている会社も
「課長になりたくない」という言葉をよく聞きます。
理由は
大変だから
確かに
課長が一番働いでいる会社です。
平日は遅くまで残業
土曜日は必ず出勤しています。(土日が休日の会社です)
マネジメントを行うマネジャーというよりも
係長クラス又は一般社員並みの作業も行っています。
だから忙しい。
土曜日は必ず出勤しています。
土曜日、日曜日の2日間
出勤している課長もいます。
部長が部下の休日出勤を当然と思っている
会社が「遅くまでの残業や休日出勤」を放置していること
が問題です。
会社員は会社の評価(休日出勤当たり前)に合わせようとします。
私も下の子が幼稚園生だった時
休日出勤当たり前の上司だったため
子供の運動会に行けませんでした。
家族の絆(きずな)や思い出を犠牲にしても
それで
私の会社での人事評価は上がっていません。
遅くまで残業しても、休日出勤しても当たり前(の評価)
遅くまで残業、そして土曜日や日曜日に会社に出勤しても
会社の評価は「それほど評価されない」
会社で違うとは思いますが
同じ能力の二人がいたら
残業や休日出勤で頑張っている方がA評価
もう一人がB評価
その程度です。
会社の人事考課の基本形は
1、業績で評価
2、それ以外の評価も加味
残業や休日出勤で頑張っている人は
「それ以外の評価の中の一部分の評価」です。
日経ビジネス「課長塾」の研修内容をみると
6日間で7講座
受講料が349,500円(消費税10%込み)
定員が30名
「リーダー論」「課題抽出」「判断力」「部下指導」「チーム力」「問題解決」「能力開花」を習得させる課長研修
この「課長塾」が30万円以上の受講料にもかかわらず
長い期間続いていることから需要があると判断できます。
言い換えれば
企業は「管理職を育てること」を重視していることがわかります。
個人で30万円以上の研修会に金を出す人は少ないと思いますが
全6日間の研修で30万強の研修費用は安いかもしれません。
前に勤めていた会社の話です。
取締役の研修費用1回に
100万円程度お金をかけていました。
それで能力が上がるわけでもないと思いますが
会社は管理職や取締役には大きな教育費をかけます。
会社は「管理職育成」に力を入れ
管理職を強化したい。
一方で
従業員は管理職になりたくない。
不思議な現象が日本の会社で現れています。
自由がない管理職なら管理職にならない
裁量が全くない管理職なら
仕事をやっていても全くおもしろくないです。
取締役や社長が1つ1つ細かく指示する会社がそれにあたります。
そのような会社なら
どこかで「転職」することも選択肢に入れてください。
仕事はどこの会社も大変ですが
「自由度がない」会社は辛いです。
課長がストレスで会社を休んでいたり
ストレスでアップアップしているようなら
管理職になる前に
会社を見切ることも大切です。
注意したいのは
安易に転職を考えるのではなく
他社から転職してきた人間に
今勤めている会社の評価を聞くことも大切です。
自分の勤めている会社だと「低く」見る傾向があります。
他社から転職してきた人間に「自分の勤めている会社」の
「評価」を聞きましょう。
迫祐樹さん
知識共有プラットフォーム「Brain」を創った人物です。
「希少性」「優位性」を身に着けろと書いています。
管理職にならなくても、サラリーマンとしてスキルは学んでおきたいものです。