20代営業職の女性の悩み「人生案内」

営業で売上が上がらない20代女性の相談

売上が上がらない20代女性からの相談。
売上について上司から責められている。
朝、起きると憂鬱(ゆううつ)で職場に着く前に涙を流すこともある。
親からは「辞めるのはもったいない会社」と言われている。
仕事を続けるべきか、転職すべきかの相談。

23年1月5日読売新聞の人生案内(人生相談)から

転職をした方がいいケース

体を壊(こわ)してしまっては元も子もありません。
幸いなことに「相談者」は20代と若く、養っている子供もいません。

まずは転職エージェントに登録しましょう。
営業の転職なら多くあります。
注意したいのは、厳しい会社に転職しても意味がありません。

相談者の女性は高校卒で営業職となっています。
B to B企業への転職チャンスは減りますが、探せばたくさんあります。
製造業でルートセールスが主な営業の会社が狙い目です。

相談者の女性が勤めている業界がわかりませんが、保険関係?だとすると、製造業への転職の範囲が狭くなるかもしれません。
業界が違いすぎるため。でも採用してくれる会社は必ずあります。

一番悩むパターンは
会社や上司からのパワハラがある。
子供の教育費があり、家のローンもあり、年齢的に転職ができない人です。
転職しても年収が大きく下がるため「逃げ道」がない。

逃げることができる環境にいる

相談者の女性は「逃げることができる環境」にいることを、まずは認識しましょう。
精神的、肉体的に悲鳴(ひめい)を上げたら、とっとと逃げましょう。
親御さんが反対しても、自分の人生を第一優先にしてください。

上でも書きましたが
・まずは転職エージェントに登録しておく。
転職しなくても登録する。
今の職場が好転しだしたら、今の会社で頑張っていく。

・同じ会社で営業成績がトップの人からノウハウを学ぶ。
相談者と違い営業成績が優秀な営業マン(営業レディ)がいるはずです。
その人から教えてもらう。

教えてもらえなければ
自分と何が違っているのか、どうしたら「その差」を縮(ちぢ)めることができるかを考えてみる。

かなり差があるはずです。
だけど100%差が縮まなくても大丈夫です。
最初の年は「2~3割縮めることができればいい」という気持ちで試行錯誤していきましょう。

営業の差を縮める前に、上司からのプレッシャーで体が悲鳴をあげたら転職しましょう。
2段構えでいきましょう。

もし保険のセールレディだったなら
お客さんの「節目」時期を見逃さないで、保険契約を取る。

相談者は
仲良くなったお客様に営業を持ちかけると、顔をしかめられたり、避けられたりするのが嫌で辞めたいと相談しています。

お客さんが「必要を感じていない時」に営業を仕掛けても嫌がれるだけです。
お客さんが「購入したい時」はどういう時なのか、購入してもいいと思ってもらえる商品や時期は何なのか?

営業成績の上げている営業マンは、上記のことを認識し行動し結果を出しているはずです。マネてみる。とにかくマネることです。

20代なら「打てる手」が多くあります。

まとめ
まず2点を行ってみてください。
・社内の優秀な営業マンの真似をしてみる。
・辞めなくても転職エージェントに登録しておく。