引退ラッシュでSLが乗れなく見られなくなる日がくる?

引退ラッシュでSLが乗れなく見られなくなる?

鉄道ファンではなくてもSLが乗れなく、見られなくなるのは寂しい。
蒸気機関車に引退ラッシュが迫っているそうです。
2023年春引退予定「SL銀河」
2024年春引退予定「SL人吉」

蒸気機関車を動かすためには、多額のコストが発生する。
部品の調達と人材確保も困難になってきている。

2024年に「SL人吉」が引退すると九州ではSLが姿を消すことになります。

もう1度蒸気機関車に乗っておきたい。
子供に蒸気機関車を乗せてあげたい。

蒸気機関車に乗れなくなる前に
SLに乗っておいた方がいいかもしれません。

最初に引退する「SL銀河」

花巻と釜石を走るSL銀河は「復興の象徴」として2014年4月に運行を開始した。
延べ5万7000人超の人たちが乗車した。

「C58形239号機」も部品の調達が困難になってきた。
JR東日本の担当者は「沿線自治体に協力してもらいながら最終運行を盛り上げたい」と話す。


写真はJR東日本のサイトから

蒸気機関車は機械ではあるが、命が宿っている感じがします。
2023年には生きて活動している姿を見ることはできなくなります。

2024年 九州で蒸気機関車が消える

JR九州が運行してきた鳥栖~熊本間を運行していたSL人吉は2024年の3月頃に終了。
1922年に製造された「58654号機」
現役の蒸気機関車では一番古いSL

JR九州の担当者は「部品の調達やメンテナンスを担う技術者の確保が難しい」と話している。


SL人吉の写真は熊本県観光サイトから

九州の人吉は、城下町の街並みが残っていて「小京都」と呼ばれている町。
観光も兼ねて訪れてみたい。


上の写真は人吉温泉:写真はじゃらんnet

SLやまぐち号は運休中

運行開始から40年と知名度の高い「SLやまぐち号」は運休中
Ⅾ51形の機関車に接続する炭水車の台車に亀裂があることを発見。修理をしても故障があちこちから発生しているという。


上記の写真は「SLやまぐち号公式ホームページ」から

SLやまぐち号は新山口~津和野間を運行している。
SLやまぐち号が再運転したら訪れたい。
津和野は山陰の「小京都」
新山口駅の隣には津田温泉がある。

津和野と萩の観光もいい。


上記2枚の写真はJRおでかけネットから

スポンサーリンク

東武鉄道のSL大樹

鬼怒川エリアを運行している蒸気機関車がSL大樹
「息子が乗り物が好きなので乗った」という会社員の33歳男性は家族4人で初めて乗ったという。
「汽笛や煙そして石炭の匂いが懐かしい」「小学校時代に乗った記憶が思い出された」という70歳男性。

東武鉄道では、自社で機関士を育成する体制を整えたとのこと。
SL大樹は下今市~東武日光間の7.1キロを約20分
は下今市~鬼怒川温泉間の12.4キロを約35分
地域の活性化のためにも頑張ってほしい。

「カニ目」
C11形207号機はヘッドライトで照らす「カニ目」2017年に東武が借り受けた蒸気機関車


見ればカニのようで可愛い顔のSL
写真は東武トップツアーズから

人材は育成できたとしてもメンテナンスやオーバーホールをするために必要な部品がなくなってきている。

地域の観光を支えているのが蒸気機関車(SL)だ。
1日でも長く生きてもらい人々の思い出と地域を支えてもらいたい。

このブログの内容は日本経済新聞夕刊22年12月28日の記事をもとにしています。