松川るいさんのエッフェル塔前での写真

【流行語大賞】政治関連は松川るいの「エッフェル姉さん」がノミネート

「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」
松川るいさんの「エッフェル姉さん」がノミネートされています。
ノミネートされたのなら、大賞を取ってもらいたい。

エッフェル姉さん
自民党女性局のフランス研修中、松川るい参院議員らがエッフェル塔のようなポーズで撮った写真が「観光旅行のよう」と批判が相次いだことからついた呼び名。
日刊スポーツのネット記事から引用

国民の税金でフランスに研修に行ったわけでもないのに、なぜ大騒ぎしたのか不明な騒動でした。
フランスの研修費は「党費」と「自己負担」で行われた。
自己負担は国会議員が30万円で、それ以外の人は20万円とのことです。

お金に色はついていない。よって税金である政党助成金と党費は区別できないだろうとワイドショーは、松川るいさんのフランス研修を批判していました。

自民党の党費が少なければ、フランス研修が行われなかったともいえるわけで、松川るいさんを叩(たた)くのが目的だった騒動と言えます。

松川るいさんの娘さんもフランスに連れて行ったことに関しては、党費を支払っている「自民党員」が、どう判断するかでしょう。
ほとんどの人は、自民党員でないでしょうから、エッフェル塔のポーズで撮影した行為はどうでもいい話です。

自民党員の党費は「寄付金控除の対象にならない」ので、税金面でも優遇されているわけでもありません。

政党の党費や後援会の会費は、寄附金控除の対象になりますか。

回答
政党の党費や後援会の会費は、継続的、定期的に納入する金銭であり、一定の規約等に基づいた債務の履行として支払うものであることから、寄附金には当たりません。
したがって、政党の党費や後援会の会費は寄附金控除の対象にはなりません。
国税庁のホームページから

マスコミは税金なんてどうでもいい

松川るいさんたちのフランス研修旅行を「税金」と結びつけて叩いていたマスコミは「税金のことなんて、どうでもいい」と思って報道していたはずです。

税金の無駄遣いで叩いていたわけではなく(そもそも税金ではない)、松川るいさんを叩くのが目的で叩いていたはずです。

実は、週刊新潮の記事で、そのことを知ることができました。
問題にしなければいけないのは、国会議員の海外視察旅行についてです。

ここで問題
吉村洋文大阪府知事のX(旧ツイッター)内容
意味がわかりますか?

衆議院議員や参議院議員も海外視察を再開したが、衆議院議員の方は報告書を公開していません。

コロナ禍で中断していた衆参両院議員の海外視察が4年ぶりに再開する中、内容や成果の情報公開が問われている。「観光旅行」と批判されることもあるが、衆院は報告書をインターネットで公開せず、国会を訪れた人だけに閲覧を限っているのだ。

西日本新聞の記事から抜粋 2023/9/5 6:00 [有料会員限定記事]

報告書を公開している参議院分を見ましょう。
参議院の海外視察について

参議院の海外視察の第1班の報告書

参議院はネットで公開していますが、衆議院の方はネットで公開していません。
衆議院が公開していない理由は?

「特に理由はない」
冗談のような回答です。

「特に理由はない」
この言葉こそ流行語大賞に相応しいと思いますが、テレビで放送しないので、私たちは知らないし浸透しませんでした。

「特に理由はない」で開示しない。国民をバカにしているところが良い。問題にしないテレビ局もスゴイ。

衆議院の方は論外として、参議院の報告書も不十分です。
「海外視察の日程表がない」からです。
日程表を見れば、観光が組み込まれているのかどうかわかります。

松川るいさんたちのフランス研修の1日分は観光でした(国会議員と他の人で日程は違っていました)
日程表がオープンになったので判明しました。

衆議院議員や参議院議員の海外視察費用は、100%税金です。

税金を使ったわけでもなく、自己負担もあった松川るいさんたちのフランス研修のことは「税金の無駄遣い」のように叩いたにもかかわらず、衆議院議員や参議院議員の海外視察はスルーです。

少しだけ調べれば「日程表」がわかるにもかかわらず、全く報道することはありませんでした。

吉村洋文知事のX(旧ツイッター)内容

「エッフェル姉さん」こと松川るいさんのフランス研修に対して怒った人は、国政選挙では下記の政党を応援したらいいでしょう。

日本維新の会
社会民主党
政治家女子48党(旧NHK党)
参政党
この4つの党の国会議員は「海外視察」(2023年)に行っていません(週刊新潮の記事から判断できます)

日本維新の会は、たまたま海外視察に行っていないのではなく、党として参加していないようです。吉村知事のXの投稿でわかります。

吉村洋文知事のX(旧ツイッター)内容は、上記の内容を知らないと理解できません。

「特に理由はない」議員の海外視察報告書、衆院はネット非公開 →なんで?
衆議院の対応を批判している言葉です。

ちなみに不透明な国会議員の海外視察、自公民共れ、仲良く行ってます。

自民党
公明党
立憲民主党
共産党
国民民主党
れいわ新選組
この5つの党は海外視察に行っています(これも週刊新潮の記事を読むとわかります)

エジプトの視察には、自民党、公明党、立憲民主党、れいわ新選組の議員が行っています。(クロアチア、エジプト、インドの3ヵ国)
共産党(自民+立憲+公明)はヨーロッパ(デンマーク、スイス、ドイツ、英国)
国民民主党(自民+立憲)はイタリア、バチカン含むヨーロッパ。

衆議院の議員さんはヨーロッパの視察が多いです。

吉村洋文大阪府知事から「不透明な国会議員の海外視察、自公民共れ、仲良く行ってます。」
このように揶揄(やゆ)されたら、視察旅行の「日程行動表」を開示するでしょう。

吉村さん、見てください!
この視察の日程表に観光している時間など、無いでしょう!

ところが、仲良く行っていると指摘された「自公民共れ」は沈黙です。
刑事用語で「完黙」

税金でフランスに行ったわけではない「エッフェル姉さん」こと松川るいさんを、トコトン叩いたマスコミも沈黙です。

要するに、マスコミは税金なんてどうでもいいと思っているので、報道しません。
報道したのは週刊新潮ぐらいです。

エジプトに行って、ピラミッド見ていないと思いますか?

バチカンに行って、写真を撮っていないと思いますか?

くどいようですが、衆議院の海外視察は税金で行っています。

せっかく週刊新潮が調べてくれた記事内容を貼っておきます。

週刊新潮の記事「衆議院議員の海外視察」

週刊新潮の記事「参議院議員の視察内容」

参議院の方はODA(政府開発援助)の内容をみるための視察等なので、海外視察らしいと判断できます。
でも上でも書いたように「日程表」を開示しないとダメです。
それで、国民は判断できます。

100%税金で視察に行っているとはいえ、目的地近くにあるピラミッドの前を通る。
1日の内30分程度、観光地に寄るような日程は、良し(OK)とすべきでしょう。

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まとめ

2023年、コロナ禍で中断されていた国会議員の海外視察が4年ぶりに再開しました。

マスコミは、松川るいさんのフランス研修について難癖をつけ叩いていたにもかかわらず、衆議院や参議院の海外視察旅行の日程表を調べることもしていません。

週刊新潮が調べた内容を見ると、観光地にも行っていると想像できます。
海外視察の報告書は参議院はネットで公開していますが衆議院は公開もしていません。

税金で海外視察費が出ている以上、海外視察の日程表をオープンにすべきでしょう。
観光地に寄ったとしても、ここまでなら許されるという基準もできていません。(視察の途中にあるピラミッドやバチカン寺院を写真で撮るぐらいは許容されるべきでしょう)

日本維新の会、社会民主党、政治家女子48党(旧NHK党)、参政党は海外視察に行っていないことが、テレビや新聞以外の媒体(週刊新潮のこと)で、ようやく知ることができました。

松川るいさんの「エッフェル姉さん」は、大賞を取ってもらいたい。

なぜなら2023年は、税金が使われたわけでもないのに大騒ぎした年だったことがわかります。
税金を使った視察については、マスコミは何も調べることもしないことがわかる賞となります。

大賞の発表日
よく見るとジャニーズ事務所の2回目の司会者が登場。
司会者の声
「本来ならば、松川るいさんが受賞すべきなのですが、残念ながら欠席されました」

「代わりに日本維新の会、社会民主党、政治家女子48党(旧NHK党)、参政党から一人ずつ計4人、この会場に来ていただきました」

4人が声をそろえて言う。
「安心してください! Don’t worry」
「使っていません。I don’t use 」

会場から大きな声がした。
「TAX~ 税金」

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ショートショート 「墓の前に立つ女」

「明日のワイドショーは松川るいのエッフェル塔観光でいこう!」
「何が問題なのですか? 党費と自己負担で研修に行っていますよ」と女性ADが発言した。

「問題があったことにするのが、お前の仕事だろう!」怒声。

「税金で行ったことにすればいい話だ。お金に色はついていない。政党助成金は税金だとコメンテーターに言わせればいい」

「しかも松川るいは安倍晋三と近い議員で、自民党の女性局長だったよな。女性局は憲法改正も方針の1つにしていたな」

「親会社の新聞社は、安倍嫌いで憲法改正に絶対に反対だ。親会社の意向に沿って松川るいを悪者にして報道するぞ!」

「憲法改正を目指していると、ひどい目に遭うことを教えてやりましょう」と男性のADが、よいしょした。

 

山口県長門市にある墓の前に女がいた。
大柄な女性だ。

「安倍先生 ついに憲法改正が実現しました」

「安倍先生に近かった私は、安倍嫌いの人たちにSNSで叩かれ、テレビ番組でも叩かれ、なんと2023年の流行語大賞では『エッフェル姉さん』がノミネートまでされました」

「税金を1円も使っていない研修旅行だったにもかかわらず、私のことを叩きたい一心で、国民の税金を使って海外観光を楽しんだことにされました」

「でも、テレビ局が大騒ぎしてくれたお蔭で、国会議員の海外視察に飛び火して、海外視察でも観光地に行っていることが判明しました。こちらは100%税金で行っている視察ですからね。大問題になりました」

「結果、日本維新の会は党として参加していないことが国民に知れ渡り、衆議院選挙では、野党第1党になりました。社民党や旧NHK党や参政党も議席を増やしました」

「憲法改正に積極的だった日本維新の会が議席を伸ばしたことで、憲法改正が実現することになりました」

「安倍政治を許さないという流れが憲法改正につながったという、アンチ安倍派にとっては皮肉な結果となりました」

「そうそう、安倍先生。もう1つ報告させていただきます」

「自民党では、だいぶイジメられてきました。疲れました。次の参議院選挙は、日本維新の会から立候補しようと思っています」

墓前での説明が終わり、女は墓をバックに自撮りしようと、人差し指と小指で携帯をはさみ、シャッターに親指を置いた。

何かを思い出したのか、一瞬、ためらいがあったが、親指に力を入れた。

ショートショートは、登場人物など含めフィクションです。

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