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小泉進次郎環境相と対談した環境特別広報大使の柴咲コウが法令違反か?
柴崎コウさんは、株式会社「レトロワグラース」の社長(代表取締役)です。
結論から書くと
柴崎コウさんは、会社法第440条 第1項違反している可能性があります。
罰則規定が会社法第976条第2号にあります。
100万円以下の過料になります。
わかりやすく言えば
社長である柴崎コウさんは、会社法で定めている「決算公告」を出していません。
法令違反です。
100万円以下の罰金です。
100万円以下の過料は、会社ではなく代表取締役の柴崎コウさんに科されます。
公告を怠ったり不正な公告をした場合には、100万円以下の過料に処するとの行政罰が定められています(会社法976条2号)。しかも、この行政罰は、会社ではなく代表取締役等の違反者個人に科せられることになっています。
湊総合法律事務所のHPから引用
小泉進次郎さんが環境大臣の時に、環境特別広報大使だった柴咲コウさんと対談しています。
多くの中小企業が守っていない「決算公告」ですが、法律は法律です。
普通の中小企業のおっちゃん社長とは違い知名度や社会的地位も高い柴咲コウさんです。
週刊新潮の記事内容や柴咲コウさんの会社を見ていきたいと思います。
週刊新潮の記事
週刊新潮の記事(2023年8月17・24日号)の見出し
「『柴崎コウ』破産寸前? パチンコCMもこなすバランスシート」
記事では
柴崎コウさんの会社が直近の第7期(2022年12月期)の決算公告を出していないことを指摘しています。
管理人も調べましたが、22年12月期の「決算公告」は、見つかりませんでした。
ネットで調べても「決算公告」が見つけられないケースは、よくあることです。
よって、柴崎コウさんの会社が、第7期(22年12月期)の「決算公告」を出さなくなった前提で、ブログをすすめていきます。
週刊新潮の記事で、企業コンサルタントも行っている公認会計士の丸森氏が、柴咲コウさんの会社の「決算公告」を見て、会社の財政状態を述べています。(第6期までは決算公告を出していました)
第6期(2021年12月期)の決算内容で財政状態が悪いので、第7期も赤字なら資金ショートする可能性を指摘しています。
今まで決算公告を出していたのに、直近の決算公告を出さなくなったのは、おかしいと指摘しています。
決算公告を出さなくなった理由として、考えられるのは、決算数字を見られたくないからです。
小泉進次郎さんと柴崎コウさん
柴咲コウ環境広報大使が進次郎環境相と意見交換
小泉進次郎環境相(38)と、環境特別広報大使を務める女優柴咲コウ(38)が20日、環境省で意見交換した。柴咲はかねて環境問題への関心が高く、昨年7月に、同大使に任命された。以来、発信や音楽などを通じて大使としての活動を続けている。
柴咲が、エシカル(社会や環境に配慮した、の意味)を意識したファッションブランドをプロデュースしていることもあり、2人はファッション業界における環境問題の課題などに関して、意見交換。進次郎氏は「ファッション業界のCO2排出は、鉄鋼業界に次いでワースト2位。世の中に気候変動への取り組みを広げていく上で、ファッションに関係するような女性、若者は、アプローチする上で、大切なところだと思う」と、述べた。
日刊スポーツ [2019年12月20日17時19分] ネット配信記事から
小泉環境大臣とのツーショット写真 写真は日刊スポーツから
柴崎コウさんの会社は、健康・環境に意識した商品を扱っています。
企業概要
概要
レトロワグラース株式会社は、社会貢献ができるプロダクツやコンテンツの提供、柴咲コウのオフィシャルウェブサイトの運営などのエンターテイメント事業を展開している企業。主なサービスは、アパレル事業「MES VACANCES」という環境負荷ゼロを目指すブランドをリリース。また、食品事業「Les Trois Graces Online Store」を展開中。食と環境への関心が高い人をターゲットに、化学調味料不使用・ナチュラル志向のプロダクツを提供している。同社のヴィジョンは、健やかに美しく調和のとれた暮らしのために、衣食住製品の企画・開発を行っている。
業種
無店舗小売業(各種商品小売)
NIKKEI COMPASS から引用
ここまで環境や社会貢献を考え抜いて、事業を始めた柴崎コウさんの実力は凄いものがあります。
誰もができることではありません。
柴崎コウさんの会社「レトロワグラース株式会社」
決算公告を出すことは、会社法で定められていますが、多くの中小企業が出していないと言われています。(内部統制がしっかりした会社は、当然出しています)
また週刊新潮では、柴崎コウさんの会社は、直近の決算公告を出していないとしていますが、目立たないように出している可能性もあります。(官報以外で)
決算公告を出していない前提で、すすめます。
環境意識や社会貢献を重視している柴崎コウさんです。
法律を遵守することと、どちらが重要なことなのでしょうか?
環境のこと、自然を守っていくことを重視している人が、あまり守られていないとはいえ、法律を軽視していいものなのか?
もともと、法律を守りなさい!と言う気はありません。
ただ、今後の女優活動等を考えると、会社法を守るべきだったと思います。
映画Dr.コトー
芸能活動の「エンターテイメント事業」の他に「アパレル事業」や「食に関する事業」を展開。
「健やかに美しく調和のとれた暮らしのために、衣食住製品の企画・開発」
本来のエンターテインメント事業を軌道にのせるのも大変なのに、手を広げすぎです。
最終目的が「健やかに美しく調和のとれた暮らしのための製品の提供」とするならば、エンターテインメント事業を確立してから展開すべきだったでしょう。
サステナブルに共感しても洋服は買いません。
年齢35歳(30歳)以下?の女性をターゲットにしたとして、高い洋服を買える層ではない。
ユニクロも環境や社会貢献を重視している会社ですが、それでユニクロの商品を購入しているのではなく、「ヒートテック」や「ダウン」や「エアリズム」など自分に必要な「ほしい商品」だから、買っています。
また
ユニクロですら野菜事業に失敗しています。
石川さゆりさんは、連帯保証人になり、56億円の賠償請求(裁判で2億2千万円になった)からカンバックできています。
現在の柴崎コウさんの会社が黒字基調かどうかは不明ですが、映画やテレビで活躍できている今なら、一度リセットしてから再度挑戦もできます(規模は小さくして)
USJのハリーポッターも、その前に、小さなアトラクションの成功を重ねて(キャッシュを貯めて)から投資しています。
USJを知るための2冊
2冊の本から事業を育てていく基本を学びたい。
読者レビュー(アマゾンから)
森岡さんの「次を育てたい」「恩回し」の気持ちが伝わってくる本でした。
マーケティングについて指導をしてもらっているような気持ちで読み進めることができました。マーケティングはどんな仕事にも必要なことだけど教えてもらうことがない考え方なので、
自分でこの内容をどうやって転用して考えて行動までに移せるか、そこを大切にしたいと思います。森岡さんの一貫した考え方にとても心を打たれて、自分ももっと出来ることを活かして何か役立ちたい!という気持ちを頂きました。
お礼を伝える場所がないので、ここでお礼をお伝えしたいです。
素晴らしい想いをありがとうございます。
読者レビュー(アマゾンから)
この本は教科書で習うようなマーケティングの体系等についてはほぼ書かれておらず、「商品を売るための仕組みづくり」であるマーケティング戦略(おおまかな方向性)及び戦術(実質的な作戦)の方法論が実際のUSJの事例を用いながら書かれています。つまり、「どのように顧客を集めるか」のアイデアの出し方にフォーカスした書籍といえます。別の読者レビュー
森岡さんのような大きな仕事に携わった事はありませんが、若いときに苦悩した状況と似ている部分があり、働いていたときには気づきませんでしたが、良い環境で仕事を任せて頂いていたのだと気づきました。
もっと早く出会いたかったと後悔もありますが、気づけた事に感謝して今後に活かしていこうと考えるきっかけを頂けた本になりました。
結論
レトロワグラース株式会社の決算公告です。
第6期までは官報に出しています。
柴崎コウさんの本名が山村幸恵さん
週刊新潮では指摘していませんが、数字を間違いているようです。
その他利益剰余金の金額(マイナス)と当期純損失の金額が一致しています。
第5期の資本金、資本剰余金、利益剰余金と第6期の数字の流れが追えませんでした。
経理の責任者がいなくなった可能性があります。
やはり、柴崎コウさんが女優業をこなし、経営全体を見るのには無理があります。
柴咲コウさんの会社のオンライン事業では「サステナブルなレディースファッションからライフスタイル雑貨を取り扱うオンラインストア」とあります。
このように、サステナブルを会社の基本に置いています。
そもそもサステナブル(人間・社会・地球環境の持続可能な発展)に基づいた製品の企画・販売をする会社なら、柴咲コウさんの会社自身が「持続可能な会社」でなければいけません。
サステナブルと言いながら、会社がサステナブルでなくなっては、シャレになりません。
エンターテインメント事業は、しっかりしています。
エンターテインメント事業だけにする。
柴崎コウさんが女優に専念できる体制にする。
会社を続けることができれば、社会貢献をする機会が残されます。
自身の会社のサステナブルに注力すべきでしょう。
このブログは、週刊新潮(2023年8月17・24日号)の記事を参考にしました。
柴崎コウさんの写真はORICON NEWSから
女性議員が活躍しなければいけないのは、エッフェル塔前だけではありません。