福島第一原発の写真

【岸田翔太郎事件】福島処理水における中国と日本の民度とマスコミ報道

2023年8月24日 午後1時過ぎ
福島第一原子力発電所(福島県)の処理水が海洋放出されました。

中国からの迷惑電話が日本各地にかかってきています。
これだけみると、中国人の民度は低いように思ってしまいそうですが、岸田翔太郎氏の一連の報道で、100%近い日本人が「印象操作」で、岸田翔太郎氏のことを誤解しました。

なんのことはない
中国人だけでなく日本人も同じように誤解させられています。

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岸田翔太郎事件

自分の記憶と比較してみてください。
このように思っているはずです。

岸田翔太郎は「官邸」で忘年会をした。
前代未聞の出来事である。

岸田翔太郎は「官邸」の赤いじゅうたんで、寝転んで写真を撮った。

「官邸」の赤いじゅうたんで寝転んだのは親戚の男だが、記念撮影したことは言語道断である。

正しい情報は下記になります。
首相官邸と首相公邸は違います。
岸田親子が住んでいたのが首相公邸です。

1、「官邸」で、親戚を集めて忘年会をやることは言語道断だか、父親の岸田文雄首相と、一緒に暮らし日常生活を過ごしている「公邸」での飲食であった。

しかも「公邸」の「私的な場所」での忘年会だった。
親の社宅に住んでいて、自分たちの部屋(空間)で忘年会をした感じです。

「公邸」での私的な宴会は、別にめずらいいことではない。
歴代首相も忘年会を開催していたし、首相に気に入られた報道関係者も、そうした宴会に参加していた。
(小泉首相の秘書官:飯島勲氏のコラムから)

2、官邸の赤いじゅうたんでは、他の人たちも記念撮影をしていた。
(社会学者の古市 憲寿(ふるいち のりとし)氏も撮影したことがあると発言しています)

小泉首相の秘書官だった飯島勲氏も、地元の市議と関係者を案内しています。
「ほぼ全員があの階段で記念撮影したものだ」

上記の話は「官邸」の赤いじゅうたんでの記念撮影です。
岸田翔太郎の撮影場所は「公邸」の赤いじゅうたんです。

マスコミ報道が凄いのは
岸田翔太郎氏と親戚が撮影した場所が、住んでいた「公邸の階段」ではなく「官邸の階段」で撮影したように「印象操作」をしたことです。

官邸の階段が工事で使用できない時に、公邸の階段を使用して閣僚たちが撮影をしました。
この写真を使いました。

ここの階段で寝転んで写真を撮ったのですよ!
第2次岸田内閣の閣僚たちとの写真
写真は日本経済新聞のネットから

首相官邸の3階にあるエントランスから2階に降りる「大階段」で撮影するのが通例だった。改修工事中のため撮影場所を変更した。 日本経済新聞のネット記事から引用

この内閣発足時(第2次岸田改造内閣)の写真が撮られた場所で、岸田翔太郎氏たちは寝転び写真を撮りました。日経新聞に書いてあるように、本来撮影する「官邸の階段」は改修工事だったため、以前使用していた官邸(現在は岸田首相が住んでいる「公邸」)で撮影しました。

嘘な報道はしていません。
しかし、100%視聴者に誤解を与える報道をしています。

この画像が流れたら100人中100人が思います。
岸田翔太郎と親戚たちは、内閣の閣僚たちが記念撮影する官邸の「大階段」で記念撮影をした。ケシカランとなります。

官邸(当時の官邸)の赤いじゅうたん階段で、飯島勲氏は地元の市議たちと記念撮影しています。
私たちは記念撮影できませんが、議員の関係者たちは記念撮影できる場所なのです(マスコミの人たちも撮影した人が何人かいるはずです)
くどいようですが、その官邸の階段ではなく、公邸の階段の方で岸田翔太郎氏たちは記念撮影をしています。

中国人たちが「汚染水を流すんじゃない」と騒いでいることを批判できません。
日本人も、マスコミの印象操作で、誤解させられているわけですから。

今は公邸だが、以前は官邸として使われ、この階段で、閣僚たちが記念撮影をしていたことを考えれば、アイスクリームを持って、寝転んで写真を撮った親戚(岸田翔太郎氏の従弟)の行為は、ケシカランと言えます。

「岸田翔太郎氏は、そのような行為を止める立場だったでしょう」という批判ならわかります。
他方、あなたが岸田翔太郎氏と同じ立場なら、記念撮影すると思いませんか?

住んでいるところと同じ場所にある階段(西階段)です。
官邸の階段ですら記念撮影をしていることを知っている。
久しぶりに親戚が集まった
「西階段でみんなで写真を撮りましょう」

マスコミは、視聴者や読者が誤解するように、誤解するように報道していきます。

会社や近所の人で、このように自分を騙そうとする人がいたら、あなたはどう思いますか?
信用のおけない人間だと判断するはずです。

自分たちが知らないのをいいことに、誤解させてくる人間には距離をおきます。
「この人の言うことは、信用してはダメだ」

「自分たちの信用を落とすような報道をしなければいいのに」と思いますが、そのように思っていないのでしょう。不思議です。

この内容は飯島勲氏のコラム(PRESIDENT 23.7.14号)を参考にしています。下の方に(見にくいでしょうが)記事内容の写真を貼っておきます。

さすがNHKは、誤解を与える報道をしなかったのが救いです。(すべて調べているわけではないので個人的な見解です)
岸田翔太郎氏は気の毒でしたが、マスコミ報道のあり方がわかるものでした。

中国人との向かい方

中国の人たちが騒ぐのも当然と言えます。
処理水に関していえば、日本人より情報が少ないわけです。

日本人は「IAEA(国際原子力機関)が安全基準に合致している」との報道を知っていることが大きいでしょう。

東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水を、薄めて海に放出する計画の安全性を検証してきたIAEA=国際原子力機関は、放出に対する日本の取り組みは国際的な安全基準に合致しているとする包括的な報告書を公表しました。
NHK NEWS WEBから

IAEAの報告書の写真 NHK news webから
画像もNHKから

「日本の唯一の課題は人口問題」と言っているエマニュエル・トッド氏フランスの歴史人口学者・家族人類学者です。

書籍:老人支配国家日本の危機でこのようなことを書いています。

日本は「移民政策」を取るべきと主張しています。
そして、中国出身者ばかりが増えすぎることを注意して(中国の移民者が増えることを)避けるべきだと。

本の内容を続けます。
日本にいる中国系のほとんどは、日本社会に好感を持っていて、反抗心など抱いていないでしょう。
他方、中国系移民が北京政府による他国介入のエージェント役を果たす可能性がある。

自分(エマニュエル・トッド氏)が移民省大臣なら、中国出身の移民は最小限に留めようとする。

中国人の抗議の電話
東京都は8月31日までに、迷惑電話が3万4000件あまり、かかってきています。
このニュースを知ると、エマニュエル・トッド氏の心配を軽視してはいけない気になります。

移民問題は日本で避けては通れない問題ですが、マスコミは限定した情報しか報道しないので、国民は正しい判断ができないでしょう。
川口市の騒動は、テレビで見たことがありません。

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まとめ

福島第一原子力発電所の処理水海洋放出に対する中国の科学根拠に基づかない抗議や嫌がらせ電話。

日本政府の抗議に対して、
「日本でも岸田翔太郎氏の忘年会や赤いじゅうたん階段(西階段)での記念撮影で、国民全員を誤解させているじゃないか」
「中国だけ言うのは、おかしいだろう」

「確かに、おしゃる通りです」となる。

中国人だけでなく、日本人も、簡単に騙されてしまう。

騙されてしまうが、中国人のように迷惑電話をかける人は少ない。
中国人も日本人も、すぐに騙されてしまう点で民度は同レベル。
しかし、中国人より大人(おとな)しい国民性といえるのでしょう。

「階段の違い」に注目してください。首相は岸田さんです。1次と2次の内閣です。

岸田内閣発足の新閣僚の記念撮影
上記が官邸の階段「大階段」  左側にエスカレーターがあります。
岸田翔太郎氏と親族たちは、ここで撮影していません。官邸ですから。
日テレNEWSから

第2次岸田内閣 閣僚たちの記念撮影
この階段は首相公邸(旧官邸)です。
官邸の階段工事のため、首相公邸(旧官邸)で記念撮影しています。

この映像を出して「ここで岸田翔太郎氏は記念撮影しました」
そりゃ~ 誤解します。
誤解させるように報道していることがよくわかります。

軽く読めるので、電車で読むのに最適です。

6つの移民政策が重要と書いています。
第1:移民政策を実行しても、少子化対策をおろそかにしてはいけない。

第2:外国人労働者は、いずれ母国に帰ると思い込んではいけない。
「外国人労働者は必ず定住者になり、家族を呼び寄せる」

第3:ドイツのように「手っ取り早い労働力」を補うという考えでは失敗する。
すでに存在するトルコ系移民の統合でもうまくいってないのに、シリア移民を大量に受け入れしている。
ドイツと同じ轍を踏むべきではない。

第4:多文化主義ではなく同化主義でいくこと。
「移民を無理に統合させないで彼らの自主性に任せる」政策では、うまくいかない
第1世代では無理、第2、第3世代で同化させていく。

第5:人手不足の深刻な分野ばかりに、外国人労働者たちを入れると、熟練度も収入も低い移民たちになってしまう。
社会階層の下部に新たな「階層」が生まれ、社会階層の分断がすすんでしまう。

日本は「人手不足の深刻な分野に、外国人労働者たちを入れて、労働不足を解消したい」と考えているはずです。それでは移民政策はうまくいかない、とエマニュエル・トッド氏は述べています。

第6:移民出身者たちを特定の国に集中させてしまうことは危険。
特に中国人に注意すること。
中国のエージェントとなりうる点で、危険な存在になる。

 

移民を利用することだけ考えてはいけない。
他方、日本の安全や秩序を乱すような移民政策でもいけない。

福島第一原子力発電所の写真はNHK NEWS WEBから

飯島勲氏のコラム(PRESIDENT 23.7.14号)記事内容を載せておきます。
雑誌PRESIDENTの記事

雑誌PRESIDENTの記事2

雑誌PRESIDENTの記事3

雑誌PRESIDENTの記事4


このブログは、上記PRESIDENTの記事を参考にしました。

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