ダイアナ妃の写真(朝日新聞デジタルから)

チャールズ皇太子(国王)に無礼を働いた池田満寿夫と林真理子

37年前にチャールズ皇太子(現国王)とダイアナ妃が来日されました。
その時、日本中がダイアナフイーバーに沸きました。

英国大使館でのレセプション。
直木賞を受賞した林真理子さんが呼ばれています。

ダイアナ妃と少しだけ話ができて、大満足していた林真理子さん。
そこに池田満寿夫(画家で芥川賞作家)さんが、林真理子さんのところにやってきました。

池田満寿夫さんの非礼

池田満寿夫さん
「いや~ 林さん、久しぶり」
「ねえ、ねえ、チャールズに会った?」
チャールズ皇太子ではなく、チャールズと呼び捨てだった。

林真理子さんが会っていないと答えると

「ダメだよ、ちゃんと会わなきゃ」
と言って、チャールズ皇太子を探した。

「ねえ、ねえ、ちょっと」と言って
チャールズ皇太子の肘を引っ張った。

「この人(林真理子さんのこと)は作家で、いつも男と女の戦いを書いているんです」

チャールズ皇太子が
「それで、どちらが勝つんだい」

「女ですよ」

「もちろん、そういうものだ」
とチャールズ皇太子。

この会話から林真理子さんが「チャールズ皇太子とダイアナ妃の仲は良くない」と感じたかどうかは不明です。

池田満寿夫さんの一連の行動を見ていた大物A氏が週刊誌に話して、池田満寿夫さんの非礼(無礼)が記事になったそうです。

林真理子さんについては
「消え入りそうな声で、『イエス、イエス』を繰り返していた女性作家」と表現されていた。

英国大使館について
2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の際の福島第一原子力発電所事故にともない、ドイツ、スイス、オーストリアなど25ヵ国以上の国が東京の大使館を閉鎖、あるいはその機能を関西以西に移した。

英国はイタリアなどとともに東京都にとどまった。

大使館のウェブサイトでは、在日イギリス人に向けて、英国の原子力専門家の見解を示し、福島第一原子力発電所から一定の距離を保てば、放射能汚染を過度に恐れる必要はないことを科学的に説明。

また、当時のディビッド・ウォレン駐日英国大使は、支援物資を載せた自動車を連ねて宮城県に入り、震災発生の2日後から16日まで現地の避難所をまわった。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用

日大アメフト部員違法薬物事件

チャールズ皇太子(国王)の来日時の池田満寿夫さんと林真理子さんの話は週刊文春のコラム内容です。
もちろん林真理子さんが書いています。

このチャールズ皇太子来日時のコラム「夜ふけのなわとび」の書き出し。
諸事情により、今年は夏休みなし。
うちに帰って、ひたすらだらだら過ごす。

テレビはつまらないので、再びネットフィリックスのお世話に。

諸事情とは
日大のアメフト部員の違法薬物事件のことでしょう。

うちに帰って
ひたすらだらだら過ごす。

ここが林真理子さんの魅力です。
サラリーマンでは絶対書けません。

日大の違法薬物事件騒動の最中(さなか)
「ひたすらだらだら過ごす」
反省してないのか、と叩かれます。
正義感が強い人が多い日本ですから。

大きな事件が発生した場合
寝ないで頑張らないと責任者は「つるしあげ」にあいます。

少し仮眠すれば、正しい判断ができるのに、寝ないで働く(動く)ことを求められます。

太平洋戦争で、日本はアメリカと比べ、多くの撃墜王がいました。
日本の場合は休ませることなく何回も出撃させる。
アメリカは休養を取らせるため、出撃回数が少なくなる。
日本人の体質は昔と変わりません。

テレビはつまらないので・・・
大丈夫?
日大事件を批判ばかりしているテレビを見る気になれないとも解釈されてしまう。

そして
英国王室を描いたネットフィリックスの「ザ・クラウン」を見始めたところ、すっぽりハマった。
気がつくと、時計が午前1時を指している。

「国民が苦しんでいるのに、フランスのエッフェル塔前で笑顔で写真を撮った」と炎上している国なのに、ネットフィリックスにハマリ、午前1時まで見ていたことを告白して、大丈夫でしょうか?

何かあっても、直木賞作家に戻れる林真理子さんは強いです。
普通のサラリーマンとは違います。
手に職のある人は強いのです。

林真理子さんの記事を読むとネットフィリックスの『ザ・クラウン』を見たくなるところが、作家の力量なのでしょう。

ネットフィリックスの「ザ・クラウン」の画像
写真はネットフィリックス「ザ・クラウン」から

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林真理子さんの本音

日大アメフト部員の違法薬物事件で、マスコミに言われていたのが「警察への報告が遅かった」「警察への報告が12日もかかった」というものです。

林真理子さんの写真

林真理子さんは、このように思っているはずです。
ジャニー喜多川氏の性加害事件に関しては、マスコミは沈黙を続けていた。
いわゆる「マスメディアの沈黙」です。

日大は、警察に連絡したので問題を隠蔽(いんぺい)する批判は当たらない。
他方、ジャニー喜多川氏の事件は、マスコミが報道することなく「事件自体をないもの」として意図的に放置した。
「マスメディアは、そもそも日大を批判できる立場にないだろう」と考えているはず。

余談になりますが、2023年の流行語大賞の候補として「マスメディアの沈黙」が選ばれるかどうか気になります。たぶんマスメディアに忖度(そんたく)して候補にも選ばれないでしょう。

ブログ内容は週刊文春23年9月7日号、林真理子さんのコラムを参考にしました。

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