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【海外旅行保険】保険に加入すべきか、不要なのかby日経新聞記事
日本経済新聞の夕刊記事「やりくり一家のマネーダイニング」
為(ため)になる話が多く掲載されています。
今回は海外旅行保険がテーマです。
タイトル
「コロナ後の海外旅行 保険で備え」
2023年7月19日の記事内容です。
結論から書いていきましょう。
・専用の海外旅行保険へ加入する
・加入はインターネットから
・クレジットカードの利用上限を引き上げておく
口調は保険に加入した方がいいですよ。
ではなく
「必ず加入しましょう」
日本経済新聞の「やりくり一家のマネーダイニング」
ファイナンシャルプランナーのお母さん
普通のお父さん
旅行会社勤務の娘
3人が登場して海外旅行保険について会話しています。
海外旅行保険に加入すべき
海外旅行保険に加入すべき理由は
病気になった時の治療費の高さです。
旅行会社勤務の娘が言う。
「海外旅行保険はクレジットカードの付帯保険になっていることが多い」
「でも、必ず専用の保険に加入を(旅行会社の従業員として)勧めている」
アメリカのニューヨークの日本国総領事館による情報
マンハッタンの医療費は初診料が150~300ドル(約2万~4万円)
入院費は室料だけで1日2000~3000ドル
日本円にして約30万~40万円
くどいけど、室料だけの値段です。
FPのお母さんが言う。
「健康保険に入っていれば「海外療養費制度」が利用できる」
「ただし、日本で同様の治療を受けた場合の金額が基準となる」
つまり
アメリカのマンハッタンで治療を受けたら、「海外療養費制度」では全くカバーすることはできない。
お父さんが質問する
「海外旅行保険に入れば大丈夫?」
旅行会社勤務の娘
「利用条件を確認することが大切よ」
「クレカ付帯保険は上限が低め(なので内容を確認しておきたい)」
「個別に契約する海外旅行保険は治療費などの上限を、1000万円とするプランが多数だけど、補償額の上積みも考慮すべきね」
アメリカの旅行中に急性心筋梗塞になった人の話がでてきます。
治療と家族の渡航費用で2000万円以上の費用がかかった。
保険に加入していたが数百万円のお金を自己負担することになった。
ここで
ファイナンシャルプランナー(FP)の人の話を紹介しています。
「治療費と救援者費用は、無制限のプランを推奨します」
コロナに感染した場合や個人賠償責任は?
「新型コロナにかかった場合の補償も気になるわね」とお母さん。
娘さんが登場しフイリピンで感染し、30万円を補償された例を述べたあとにこのように言っています。
「コロナの感染療法上の分類が『5類』になったことで、入院や帰国後の受診の補償などは(保険会社によって)バラつきがあるみたい」
ここでお父さんが登場
「なるほど、商品内容を吟味する必要があるな」
知識がないお父さんなので言葉は短め。
相槌(あいづち)はできるお父さん。
役に立つ話をする旅行会社勤務の娘さん登場
「携帯品の紛失や破損を対象にした『携帯品損害』や『個人賠償責任』は重要よ」
ここで重要な話をしています。
「個人賠償責任は火災保険や自動車保険に特約で付いていることが多いけど、海外で適用されないものがほとんど。だから、この補償はありがたい」
個人賠償責任特約で加入しているから大丈夫だと思っていても、海外で適用されないものがほとんど、と言っています。
お父ちゃん
「実際にトラブルになったら、どうすればいいの?」
娘さん
「団体ツアーなら添乗員さんに言う。個人旅行なら加入した保険会社のサポートデスクや現地オフイスに連絡する」
「サポートデスクは保険の適用を受けるために必要な手続きを教えてくれる」
「医療機関や通訳を紹介してくれることもある」
「旅先では保険証券や写しを常に持ち歩くと安心よ」
お母さん
「お金の準備も忘れたらダメよ」
「保険に加入していても、特別な場合を除き、治療費などはいったん自分で支払うことになる」
「だから、クレカの利用限度を引き上げておくといい」
「保険金を請求する時は、現地で受け取った書類を提出する必要がある」
「治療費の場合は、病院の領収書や医師の診断書。盗難なら警察の事故証明書」
医者の診断書はハードルが高そうです。
どこの保険会社が簡便な方法で、迅速に補償が受け取れるかなどの保険会社については書いてありません。自分で調べるしかありません。
娘さん
「海外旅行保険の加入はインターネットがおすすめ」
「空港の窓口でも手続きができるけど、プランが限られていることがあるので、インターネットがおすすめ」
「ただし、持病がある人はネットから加入できないことも多いので注意したい」
クレカの付帯保険に注意
3人の家族の話とは別に(2人目の)ファイナンシャルプランナーの話を載せています。
海外旅行保険はクレジットカードに付帯する保険に頼る人が少ないないが、注意してほしい。
補償条件
「自動付帯」なら問題はないが「利用付帯」だと注意が必要。
「利用付帯」の場合は旅行代金などを、そのカードで決済することが条件となる。
また付帯保険は原則、カード本人が適用対象。
配偶者の場合は「家族特約」が利用できることがある。
カード会社に確認すること。
補償額が十分ではない。
補償額が300万円あればいい方
(マンハッタンの入院時の部屋代1日程度ー管理人のコメント)
付帯保険のあるクレカを複数持っていれば、
実際の損失額を上限に
それぞれの保険金を合算した補償額を受けられることもあります。
(注意:受けられることもありますと書いています。受けられますと断定していないので注意が必要。安心できません)
最後にこう結んでいます。
「付帯保険だけでは不安なら、個別の海外旅行保険に加入した方がよいでしょう」
前に登場した(一人目の)FP(ファイナンシャルプランナー)の人は
「治療費と救援者費用は、無制限のプランを推奨します」と言っています。
まとめ
日本経済新聞の記事内容を書いていて(正確には写し書きをしていて)日本の生活のありがたさを感じました。
マンハッタンでは入院の1日の費用だけで20万~30万円。
アメリカでは病気になれません。
ちなみに管理人は今年2回も入院しています。
日本人で良かった。
日経新聞家族の娘さんの話ではありませんが
海外旅行に行くなら、個別の海外旅行保険に加入すべきでしょう。
病気やケガや事故にあったら
保険会社に必ず連絡する(連絡先を覚えておく)
そして
診断書や領収書や事故証明書などを入手することを忘れない。
(保険会社の指示に従って書類を入手すること)
お母さんが言っていたこと
自分がお金を立て替えるため、クレカの利用限度額を引き上げておくと良い。
娘さんが言っていたこと
保険証券や写しを常に持って歩くこと。
お父さんも最後の方で言ってましたので紹介します。
「よし、我々も保険に入って、久しぶりに海外旅行に行ってみるか」
記事内容は日本経済新聞の夕刊2023年7月19日を参考にしています。