ダニ捕獲シートの写真「バルサン」

【子供のためのダニ対策】NHKは教えてくれない商品

掘り出し物情報がありました。
テストするモノ批評誌「MONOQLO 2023年7月号」に掲載されていました。
まずは商品の紹介

アマゾンの評価コメントを見るとイマイチ感があります。

「思ったより小さくて・・・」

星1つだけ付けた別の人コメント
「他社製品と比べて小さい、4分の1ぐらいの大きさ。非常に割高に感じました。次回は○○を買います」
実際のコメントは○○ではなく
メーカー名を書いています。

管理人が購入した「バルサンのダニーノ」

妻が何かに刺されていて、その後、管理人も足に刺されました。
原因は不明ですが、ダニ対策グッズを数種類購入しました。
ダニ用の殺虫剤系も購入しています。

「MONOQLO 2023年7月号」を見ていたら、ダニ捕獲シートのテストのページが目に留まりました。
こんな記事あったっけ?

読んですぐに「バルサンのダニーノ」を2個購入しました。

理由は
5社の製品をテストした結果、一番ダニの数が多く「誘引剤」でおびき寄せられていたからです。
その数26匹

ダニーノが26匹
2番目の商品が11匹
3番目の商品が10匹
4番目の商品が 1匹
5番目の商品が 0匹

ダニーノに星を1つしかつけなかった人はダニーノの大きさに不満。
次回は5番目の商品(ダニ確認数 0個)を買います。
とコメントしています。
この人のコメントで7人の人が役に立ったようです。

このテストは検証開始から48時間で何匹のダニが確認できるかのテストです。
よって、5番目の商品も、それ以上の時間が経過すれば集まってくるのかもしれません。

このテストでわかることは、捕獲シートの大きさではない。
捕獲シートが大きくても、ダニが1匹も誘引剤で来なければ、お金の無駄です。
お得な商品を購入したつもりがお得ではなかったことになります。

テスト内容の判定

今回のダニ捕獲シートのテスト結果をどう判断すべきか?
実は、バルサン「ダニーノ」がダントツなのですが、判断が難しいのです。

雑誌を詳しく読んで、各自が判断するのがベストです。
雑誌を購入できない人が多いでしょうから、簡単に解説します。

ダニの確認作業はマイクロスコープ(デジタルカメラ付きの顕微鏡)で行っています。
2番目の商品以外は、
誘引剤でおびき寄せる

粘着シートで捕獲するタイプのものです。
ゴキブリホイホイみたいなものです。

ダニーノのダニの確認数26匹は発見できた数であり、粘着シートに貼りついた数ではないのです。
粘着シートに貼りついたダニはゼロ

雑誌の見解としては、26匹集まってきたのだから粘着シートにキャッチされるでしょう。
本来なら粘着シートにダニが貼りついた数で判定してほしかった。

2番目の製品の名前は「ダニ捕りロボ」です。ダニが11匹確認された商品です。

「ダニ捕ロボ」ダニを捕獲する商品、日革研究所が発売
この商品だけが誘引剤でおびき寄せた後に、誘引剤に含まれるセラミックがダニの体に付着し「カラカラに乾燥させる」仕組みの商品です。

誘引マットの中にはダニは見当たりませんでしたが、マットの生地の上に乾いたダニの姿も(確認できた)

11匹確認されていますが、誘引マットの中がゼロなら、乾いて死んだダニの数は11匹という意味?
誘引マットにいなくて、どこに11匹がいたのか不明です。

テスト対象は「ヒョウヒダニ」

今回のMONOQLOのテスト対象のダニは「ヒョウヒダニ」です。
つまり、「ヤケヒョウヒダニ」と「コナヒョウヒダニ」の2種類を対象にしたテストです。

アレルギーの原因となるダニです。
よってアレルギー対策として購入するには良い商品と言えそうです。

人を刺すダニはどうなのでしょうか?

◎ツメダニ類
人を刺すダニです。特に、大腿部、上腕部の内側、腹腰部などが刺されやすいです。
フトツメダニ、ホソツメダニ、クワガタツメダニ等があります。
コナダニやチャタテムシなどが発生すると、捕食性のツメダニが繁殖します。したがって、餌になる虫が大発生するとツメダニの発生も多くなり問題を起こします。
株式会社アトピーラボのHPから

「バルサン ダニーノ」と「ダニ捕りロボ」の説明書を読んでも、どのダニに効果があるのかを書いていません。
単にダニの捕獲です。

まとめ

NHKの番組は役に立つ信頼できる内容を多く放送しています。
しかし、どの商品を購入したら良いのかは絶対に放送しません。
今回は子供のためのダニ対策グッズを紹介。

テストの結果が
ダニーノが26匹
「ダニ捕りロボ」が11匹
3番目の商品が10匹
4番目の商品が 1匹
5番目の商品が 0匹
4番目の商品と5番目の商品名は気の毒で紹介できません。

MONOQLO 2023年7月号の特集「ダニ捕獲シート」でバルサンのダニーノが一番ダニをおびき寄せいていました。しかし粘着シートに捕獲できていたかどうかまでの検証は、できていません。

対象となったダニが「ヒョウヒダニ(ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの2種類)」
他のダニ(人を刺すツメダニ類)の捕獲数もテストしてほしかったと思います。

1匹も集まってこなかった商品(5番目の商品)の実勢価格が780円です。
MONOQLOの雑誌が770円

バルサンのダニーノのシートが小さすぎる理由から、評価を最低にした方
48時間では1匹も集まってこなかった商品(5番目の商品)を、これから毎年購入するのかもしれません。

それを考えると、雑誌代770円は安い。
実勢価格780円の商品を買い続けることになってしまいます。
どの商品もダニを集める能力に差がないと思っています。
結果は1匹も集めなかった商品や1匹だけ集めた商品など玉石混交(ぎょくせきこんこう)でした。

MONOQLO2023年7月号のダニ捕獲シートの記事の写真
ダニ捕獲シートのテスト内容の記事

MONOQLO2023年7月号の目次の写真
MONOQLO2023年7月号の目次
左上にかろうじて載っています。
ほとんどの人が見落とします。