【ジャニーズ】平野紫耀と神宮寺勇太退所でのジャニーズの儲け金額

【ジャニーズ】平野紫耀と神宮寺勇太退所でのジャニーズの儲け金額

22年11月4日に平野紫耀さんと神宮寺勇太さんと岸優太さん3人の脱退と退所が発表。
その後、ジャニーズ事務所がCDやDVDなどで売上できた金額が、少なく見積もって、160億円(週刊文春23年6月8日号)
粗利は5割以上あるでしょうから、ジャニーズ事務所は約80億円分の利益増加要因になったはずです。

厳密に言うと、King&Prince(キンプリ)が解散しないで継続した場合でも大きな売上を上げたでしょうから、3人がいなくなることによるイベント等の売上増加分(増分)で計算しないといけないでしょう。

他方、平野紫耀さんと神宮寺勇太さんと岸優太さん3人のジャニーズ退所による売上減少に伴う利益減を考えるとジャニーズ事務所の経営センスの無さに驚きを禁じえないです。

7ヶ月で80億円の利益増要因でしたから1年で130億円の減益要因
3人の報酬はわかりませんが、3人合計で3億円の報酬と仮定しても、ジャニーズ事務所は127億円の利益減少となります。

ジャニーズ事務所の儲けと損失

King&Prince(キンプリ)はジャニー喜多川氏が最後に手掛けたグループです。
管理面は姉のメリー喜多川氏、現在の社長は藤島ジュリー景子氏。

普通の会社ならば、平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さん3人の退所を絶対阻止するでしょう。
海外進出を目指していた平野紫耀さんの意向を尊重するでしょう。
一時的に売上が減少してもKing&Prince(キンプリ)を存続させるべきでした。

SMAPを解散させ、King&Prince(キンプリ)も解散させるジャニーズ事務所の経営手腕に危惧を覚えます。

ここで簡単な算数
DVDの売上160億
DVDの原価 80億
5人の報酬  5億
差額の利益 75億
(5人の報酬は変動費扱い)

この75億円の利益(限界利益)からジャニーズ事務所の従業員の給料や社長の給料や事務所の経費が引かれます。
King&Prince(キンプリ)がなくなると75億円の利益がなくなります(7ヶ月計算ですが)

売上でなく利益です。
計算合っているかな?と思うぐらい凄い金額です。

グループが存在したおかげで儲けた分、逆に働き大きな損失になります。
損益計算書(PL)の利益とは違う考え方です。

従業員の給料や社長の給料やこれから売り出すジュニアの育成費などの固定費は、これからは他のジャニーズ事務所のタレントの儲けでカバーする必要があります。

「金のなる木」を平気で捨ててしまう会社は、ジャニーズ事務所ぐらいでしょう。
不思議な会社です。

週刊文春の記事の結びは「このお金が平野や神宮寺たちに還元されるといいのだが・・・」
King&Prince(キンプリ)のファンも同じ気持ちのはずです。

これからも売れていく「シングル」や「アルバム」や「ビデオ」の収益が平野紫耀さんと神宮寺勇太さんにいくでしょうか?
いきません。

作家なら売れれば印税が入ってきますが、芸能人は違うようです。

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タレントと事務所の関係

23年5月29日の日本経済新聞の36面に「強い事務所、弱いタレント」で弁護士の佐藤大和氏の記事

俳優の浅野忠信さんのインスタグラムが紹介されていました。
コロナ禍で仕事がなくなった実演家の支援の1つとして「今まで参加した作品の2次使用料とか俳優ももらえるといいのになあ」

自分の出演した作品のギャラは1回限り、その後は何度放映されたとしても出演者にはお金が入ってこない。

佐藤氏曰く
「事務所の力が強い業界構造は、興行会社が発展して業界が形成していった日本や韓国に特有な事情のように思う」
「欧米は俳優らを基点に彼らが彼らの権利を行使するために代理人を雇う」

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日本の芸能人は恵まれていません。
難しい話は置いといて、ファンとしては平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さん3人の姿を今後も見てみたいでしょう。

民放では期待できないので、せめてNHKはジャニーズ事務所退所した芸能人をどんどんと出演させてほしい。

大手事務所は辞めた芸能人を、芸能事務所に忖度(そんたく)してテレビに出演させない行為は、独占禁止法違反に手を貸していると非難されても反論できません。
独占禁止法違反した会社を厳しく非難(&放送)することも、できないことになります。(非難するでしょうけど)

平野紫耀さんと神宮寺勇太さん退所に伴うイベント関連で、ジャニーズ事務所は莫大な金額を手にしました。
このから数年間は平野紫耀さんと神宮寺勇太さんはテレビに出演できなくなるでしょう。

頼みはNHKです。
忖度(そんたく)することなく、どしどし出演させてほしいです。

写真はTBSドラマ「クロサギ」から
記事内容は週刊文春23年6月8日号を参考