【独身のデメリット】保証人がいないと入院を拒否されるのか?

【独身のデメリット】保証人がいないと入院を拒否されるのか?

日本経済新聞の2023年5月2日の夕刊
法律関係の質問で弁護士の人が回答しています。

質問内容
独身の知り合いが保証人がいないことを理由に病院から入院を断られた。
自分も独身なので、万一の時に入院できないのでしょうか?

回答内容
(入院の)受入れ拒否は医師法に接触する。
医療機関が身元保証人がいないことを理由に入院を拒否した場合は行政指導が入る。

日経新聞 ホーム法務Q&Aより

実際に入院を拒否された場合はどうするのか?
身元保証人を用意できないことを理由に入院を断られた場合は、自治体の医療安全相談窓口などに相談してほしいとのこと。

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最後は一人で死ぬ

ある本では「ひとり老人」が多くなった今、「ひとりで死ぬ」ことは決して特別なことではなくなってきた。
他人が勝手に「孤独死」「無縁死」とするのは、自立して生きてきた「ひとり老人」に失礼なことではないか? と書かれています。

入院したり、介護が必要になった時のことを考えると、結婚できるのなら結婚しておいた方がいいはずです。
例えば、病院に入院した場合、着替えなど必要なモノが必ず出てきます。
家族など頼れる人がいないと大変です。

管理人(筆者)も入院したことがありますが、病室から出ることを禁じられると、ジューズなどの飲み物も買うことができません。

痴呆ぎみの老人になってから入院すると、さらに大変です。
・なぜ入院しているのかもわからない。
・テレビを見るためのイヤーホンの使い方がわからない。
・持ち物が見当たらないと看護師さんに言う。

入院して、痴ほうぎみの同室の人を見ていると、志村けんさんの老人役が笑えません。
ボケを狙って演技している志村けんさんを目の当たりにして見ることになります。

それと、妻や夫や子供、又は兄弟がいないと、短期間の入院でも大変です。
同室の老人は家族の方がいたので良かった事例でしょう。

最後は一人で死ぬかもしれませんが、そこまでは信頼できる身内が必要です。
身内がいなければ、身内同然の人をつくっておく必要があります。

まとめ

保証人がいなくても本来なら入院することができる(弁護士の見解)
入院して治療したいのに、保証人がいないことで病院に嫌な顔されて、入院するのもおかしな話です。

入院や介護が必要になった場合、一人で対応することは難しい。
「誰でも一人で死んでいくのだから気にしない」という考えもあります。
でも、その前に入院や介護が必要な時期がおとずれます。

その時、どうしていくか?
若い時は誰も考えないでしょうが、誰もが直面する問題です。