20代30代が知るべきアウトプット術の重要性

20代30代が知るべきアウトプットの重要性

20代30代の人に読んでもらいたい本が樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」
何十冊もの本を書いている精神科医の樺沢紫苑さんが「アウトプット」の重要性に気づいたのが40歳を過ぎた頃。

樺沢さん曰く「(この書籍を読んで)私よりも早くアウトプットの重要性に気づいたあなたは、これからの10年で飛躍的に成長し輝かしい人生を送ることができます」

精神科医でもある樺沢さんは「ひとりでも多くの人に、仕事やストレスや人間関係の悩みから解放されてほしい。またアウトプットが当たり前の習慣になれば、過剰なストレスや悩みが減少する。

樺沢さんが書いている法則をみていきましょう。

インプットとアウトプットの黄金比率は3:7

多くの人がインプット過剰でアウトプットをしていない。
学生なら「教科書をじっくり読むより、問題集をドンドン解いていきましょう」

コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験。
小学3年生から中学2年生までの学生100人強を集め、記憶の実験を行った。
「紳士録」に書かれている人物のプロフィールを覚えて、復唱するように命じた。
「覚える時間(=インプット)」と
「練習する時間(=アウトプット)」の割合はグループごとに異なる時間を指示。

最も高い結果を出したのは「覚える時間」に約40%の時間をかけたグループ。
年長の生徒になるほど「覚える時間」が少なくなり
年長の生徒では「覚える時間」に約30%の時間をかけたグループが高得点になった。

インプットとアウトプットの黄金比率は3:7と書きましたが、熟練者の場合が3:7。
初心者段階ならばインプットとアウトプットの黄金比率は4:6になります。

フィードバックも忘れずに行う

問題を解いて(=アウトプット)間違えた場合は、間違えた問題を解き直して間違えないようにする。このようなフィードバックをしないと覚えたことになりません。

インプットしたことを実行した場合(=アウトプットした場合)は内容を確認し「修正」「微調整」「改善」を行うこと。それが、次の「成果」や「成長」につながります。

人に教える

最も自己成長できるのが「人に教えること」

アメリカの国立訓練研究所の研究によって導きだされてのが「ラーニング・ピラミッド」。
人が何かを学ぶ場合、どれだけ記憶に残りやすいのかを「方法別」に調べた。

講義(を聞く)  平均記憶力  5%
読む       平均記憶力 10%
視聴覚教材    平均記憶力 20%
実験教材     平均記憶力 30%
グループ討議   平均記憶力 50%
体験を通した学習 平均記憶力 75%
他人に教えた経験 平均記憶力 90%

人に教えることで、自分の理解度や不十分な点が明確に見えてきます。
何かを習得したければ「人に説明できるレベル」までを目指してみてください。

スポンサーリンク

つらさや苦しさは吐き出してデドックスする

デドックスとは「解毒」の意味。
言葉などでアウトプットすることで、心の悩みやストレスを体から出してあげる意味になります。

子供は注射される時に「痛い、痛い」と声を出して騒ぎます。
心理実験で
Aグループは注射する時に「痛い、痛い」と声を出させて注射。
Bグループは注射する時に何も言わせないでガマンしてもらい注射。

「痛い、痛い」と声を出して注射されたグループの方が、痛みをガマンさせたグループに比べて、痛みが5分の1に緩和された。
なんと痛みが80%ダウン。

言葉だけでなく書くことでも、辛さ、苦しさ、痛みが軽減することがわかっています。
具体的には「ノート」に自分の思い、苦しさ、辛さを書きなぐる。
書くというアウトプットで「心の毒」を排出することができます。

つらいこと、苦しいことは、自分の秘密のノートに思いきり書きなぐりましょう。


上記の内容は、精神科医樺沢紫苑さんの著書「アウトプット大全」から抜粋しています。
「インプット大全」という本も書いていますが「アウトプット大全」の方が「役立つ内容が満載」されています。
「インプット大全」と「アウトプット大全」合わせて10の情報があったとしたら3:7ぐらいの差があります。

インプットとアウトプットの黄金比率は3:7とは、このことだったのかもしれません。

お薦め本「アウトプット大全」

こちらは参考まで