ゴジラ映画監督が評価したSMAPは木村拓哉だけ

大森一樹監督の一押し俳優は木村拓哉

大森一樹監督は「ゴジラVSビオランテ」「ゴジラVSキングギドラ」のなど作品の脚本・監督を担当。
1996年「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」では第29回日本アカデミー賞優秀監督賞を入賞しています。

1994年SMAP全員が出演した「シュート!」も大森一樹監督作品
SMAP全員とは森且行さんもSMAPにいた時の映画です。

大森監督は木村拓哉を主演に考えていた。
理由は顔合わせの時、木村拓哉のオーラが全く違っていた。
物怖(ものお)じしない、眼差(まなざ)しに熱があった。

SMAPのマネージャーの飯島三智さんの意向で中居正広が主役に決まり、ライバル役が木村拓哉になった。

木村拓哉の撮影シーンで、どよめきが起こった

初日の撮影で、木村拓哉の(サッカーの)練習シーンを撮ると、動きがとてもシャープだった。
その夜にラッシュ(=まだ編集が行われていないテープ)で木村拓哉のシーンを見ると、スタッフ全員がどよめいた。
プロデューサーは「石原裕次郎みたいだ」とつぶやいた。

撮影中は、4人(稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾、森且行)は和気あいあいで仲がよかったが、木村拓哉と中居正広はライバル心がヒシヒシと感じられた。

映画撮影の待機中に、木村拓哉がスタッフと談笑していると、中居正広は拗(す)ねていた。
本番では、微妙な屈折関係がにじみ出て、いい演技ができていた。

撮影終了後
香取慎吾や草彅剛は「ありがとうございました」と挨拶、中居正広も緊張が解けていた。

対照的だったのが木村拓哉
「映画いいですね。なんか」と頭を下げて立ち去る木村拓哉の背中を見た大森一樹監督は「映画スター」の誕生に立ち会ったという思いにかられたそうです。


ブログ内容は文藝春秋23年1月号 101人の輝ける日本人の内容をもとにしています。

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中居正広はスネ夫だった

大森一樹監督の木村拓哉さんの印象を語っていた内容になります。
2022年11月12日に70歳で生涯を閉じています。

芦屋市精道中学校、六甲高校から京都府立医科大学医学部卒業。
医師免許を持つ異色の映画監督でした。

大森監督の語った内容だと、木村拓哉さんだけがオーラのあるスター。
他のSMAPメンバーは仲の良い友達。スター性も感じていなかったようです。
中居正広さんは木村拓哉さんにライバル心を持っていて、木村さんがスタッフと談笑しているのを見て拗(す)ねていた。

中居正広みっともない。

大森監督は木村拓哉さん贔屓(びいき)なので、少しぐらいのスネ夫君状態だった?かもしれません。